みなさんこんにちは、ぱぱさくでございます。今回は電動自転車(ヤマハのリアルストリーム)のリアのスプロケットを自分で交換する方法を解説いたします。
スプロケットの交換は交換方法やスプロケット周辺の構造知っていれば簡単に交換できますので、同じ症状が出た電動自転車愛好家の皆様には本コンテンツを参考に、スプロケットの交換にチャレンジいただければと思います!!
私事で恐縮ですが、通勤は電動自転車を使用しておりまして、片道10kmの距離を毎日エッチラオッチラと漕いでいますが、毎日の通勤で使いますと年間走行距離が6000kmと自動車の走行距離に匹敵する距離になり、しかもこの愛車で13年も通勤しているのでとんでもない走行距離を達成しております!
このクラスの走行になると流石に様々な場所にガタが来ており、今回は新たにスプロケットの破損に繋がりました。
下記に破損したスプロケットを掲載していますが、20個の刃があったにもかかわらず、ほとんどの刃が欠損し、残りは5個になっていました。。。

流石にこれでは走行不可能なので、自分で交換する方法を下記に解説いたします。
なお、自転車の走行距離が長くなると様々なメンテナンスが必要になりますが、タイヤ交換、タイヤの外し方、ブレーキの交換については下記コンテンツにて詳しく解説しておりますのでこちらもご参照くださいませ!
はじめに:電動自転車のスプロケット交換の重要性とメリット
電動自転車は、快適な移動手段として多くの人に利用されています。その中でも、スプロケットは自転車の駆動系の重要な部品であり、適切なメンテナンスと交換が必要不可欠です。
そもそも今回はスプロケット自体が破損したので交換することになったのですが、破損する前に交換することで様々なメリットもありますので定期的な交換をお勧めします。
スプロケット交換の重要性
- 性能維持と効率向上
スプロケットはチェーンと連動し、ペダルの力を車輪に伝える役割を担っています。摩耗や歪みが進行すると、駆動効率が低下し、走行時のスムーズさが損なわれます。定期的な交換により、最適な駆動性能を維持できます。 - チェーンの摩耗防止
摩耗したスプロケットを使用し続けると、チェーンの摩耗も早まります。これにより、チェーンや他の駆動部品の損傷リスクが高まるため、早めの交換が重要です。 - 安全性の確保
摩耗や歪みが進行したスプロケットは、突然の故障やチェーンの脱落を引き起こす可能性があります。安全な走行のためにも、定期的な点検と必要に応じた交換が必要です。

また、何といっても定期的な交換により突然のトラブルを回避する効果があります。私の場合は20個の歯のうち15個の歯が欠けて、ある日突然走行できなくなり(ペダルをいくら漕いでも進みまへん、、、)、大変な思いをしました。
スプロケット交換のメリット
- 走行のスムーズさと快適さの向上
新しいスプロケットに交換することで、ペダリングが軽くなり、長距離走行も快適になります。 - バッテリーの持ちの改善
効率的な駆動により、電動アシストの負荷が軽減され、バッテリーの消耗を抑えることができます。なお電動自転車のバッテリー充電に関するトラブル対処法は下記にて詳しく解説していますのでバッテリートラブルはこちらもご参照くださいませ。
- 自転車の寿命延長
適切なメンテナンスと部品交換により、全体的な自転車の寿命を長くします。
スプロケットの基礎知識
スプロケットとは何か?
スプロケット(英語:sprocket)とは、歯車の一種で、チェーンやベルトをかみ合わせて動力を伝達するための部品です。一般的に円形の歯のついた金属製の輪であり、自転車やオートバイ、産業機械などさまざまな機械に使用されています。
電動自転車におけるスプロケットの役割
電動自転車(e-bike)では、スプロケットは特に重要な役割を担っています。
- 動力伝達の要素:電動モーターからの動力を後輪に伝えるために、スプロケットとチェーンが使用されます。これにより、ペダルを漕ぐ力とモーターの補助を効率的に伝達します。
- ギア比の調整:電動自転車には複数のスプロケットが装備されており、異なる歯数のスプロケットを選択することで、走行時のギア比を調整できます。これにより、坂道や平坦な道、登坂時など、さまざまな状況に応じた最適な走行が可能となります。
なお、今回の私の電動自転車は内装ギアのため下のような単一のスプロケットになります。

スプロケット交換のタイミングとサイン
交換が必要な症状
スプロケットの交換が必要になる主な症状には、以下のようなものがあります。
歯の摩耗や欠け:歯の先端が丸くなったり、欠けたりしている場合。
チェーンとの噛み合わせの悪化:チェーンがスプロケットにうまく噛み合わず、ギアチェンジがスムーズに行かなくなる場合。
異音や異常振動:走行中に異音や振動が増加した場合。
チェーンの伸び:チェーンの伸びが一定の範囲を超えた場合(定期的なチェーンの点検も併せて行うことを推奨します)。チェーンの動きがスムーズでなくなり、ギアチェンジ時に違和感や引っかかりを感じる。
歯が摩耗して鋭さや欠けが見られる場合歯のエッジが丸くなったり、歯の間にギザギザができたりしていると、チェーンの噛み合わせが悪くなり、走行性能に影響します。また、チェーンの伸びが進行し、スプロケットとチェーンの噛み合わせが悪くなると、摩耗が加速し、最終的にはスプロケットの交換が必要となります。
なお、チェーンの伸びは下記の工具で簡単に確認することができます。参考価格:2750円
私の場合は下のように歯自体が20個中、15個が欠けてしまい、最終的には走行ができなくなりました。
電動自転車の場合、人の漕ぐ力に加え、モーターの力が加わるため、スプロケットにも通常の自転車よりも大きな負荷がかかり可摩耗しやすくなっていますので、注意が必要ですね。

交換の目安と寿命
使用頻度や使用条件にもよって異なりますが、凡そ5000~10000kmと言われております。5000kmを超えたら定期的に摩耗がないか確認しましょう。
私は一切確認せず、60000km乗り続けた結果、ある日突然走らなくなり、メチャメチャ焦りました。。。こうならないためにも、スプロケットは消耗品であると理解し、定期的な交換を実施しましょう。
適合するスプロケットの種類と選び方
スプロケットの種類
- カセットスプロケット(リア)
一般的にロードバイクやマウンテンバイクで使用される多段式のスプロケットです。ギアの数は11速、12速など多様です。 - フリーギア(シングルスピード用)
ギアが一つだけのシンプルなタイプ。メンテナンスが少なく、シンプルな構造を好む方に適しています。
選び方のポイント
- ギア比と用途
- 登坂や山道を走る場合は、低ギア比(例:小さな歯数のスプロケット)を選ぶと楽に登れます。
- 高速巡航や平坦な道では、高ギア比(大きな歯数)を選び、効率的に走行できます。
- 対応するドライブトレイン
- 使用しているカセットの規格(例:Shimano、SRAM、Campagnolo)や速数(11速、12速)に合ったものを選びましょう。
- 素材と耐久性
- アルミニウムやカーボン、クロムモリブデン鋼などの素材があります。耐久性や重量、コストを考慮してください。
- 互換性
- フリーハブやリアディレイラーとの互換性を確認しましょう。特にブランドやモデルによって微妙な違いがあります。
おすすめのブランドとモデル
信頼できるブランド
- Shimano(シマノ)
- 日本の老舗ブランドで、品質と信頼性が高いです。
- 特にロードバイクやマウンテンバイク用のスプロケットが充実しています。
- SRAM(エスアールエーエム)
- アメリカのブランドで、革新的な技術と高性能が特徴です。
- 特にワイヤレスシフトや高級モデルが人気です。
- Campagnolo(カンパニョーロ)
- イタリアの高級ブランドで、クラシックなデザインと高い性能を誇ります。 -ロードバイク向けの高級スプロケットが揃っています。
【おすすめのモデル】
- Shimano Ultegra(シマノ ウルトグラ)
- 高性能でコストパフォーマンスも良く、ロードバイクに最適です。
- SRAM GX Eagle
- マウンテンバイク向けの高耐久モデルで、幅広いギア比を持ちます。
- Campagnolo Record
電動自転車のスプロケットの交換に必要な工具と準備物
スプロケットリムーバー(スプロケットプーラー)
- スプロケットを外すための専用工具です。自転車のモデルに合ったものを選びましょう。今回、私の電動自転車ではプーラーを使わずに、外すことができるタイプでしたのでこちらを使いませんでしたが、通常はよく使うアイテムです。参考価格:5500円
チェーン切り工具(コネクトリンクリムーバー)またはチェーン切断工具
- チェーンを一時的に外すために必要です。
- シマノ・KMCなどのミッシングリンクの取り外し、取付を行うときに使用する専用プライヤー。
- 固着したマスターリンクも楽に取り外せます。
- これ1本でミッシングリンクの付け外しができます。
参考価格:950円
六角レンチ(アレンキー)
- ハブの固定ナットやクランクの取り外しに使用します。サイズはモデルによりますが、一般的には4mm、5mm、6mmが多いです。
参考価格:600円
スパナまたはレンチ
- ハブのナットを緩めるために必要です。
参考価格:3000円
ドライバー(プラス・マイナス)
- 一部のモデルでは、取り付け部品の固定に使います。
今回は、スナップリングの取り外し、取り付けに使いましたので、電動自転車のスプロケット交換にはご用意ください。参考価格:400円
グリースまたは潤滑剤
- 取り付け後のスプロケットやハブの潤滑に使用します。
作業台または安定した作業場所
- 自転車をしっかり固定できる場所を用意してください。
- メンテナンススタンドを使うと作業がスムーズに進みますよ。
下記はお安い割にしっかり使えるモデルでおススメです。参考価格:2380円
手袋と保護メガネ(必要に応じて)
- 作業中の安全確保のためにおすすめします。
【準備物】
- 新しいスプロケット(適合するモデルを事前に確認してください)
今回は純正と同じサイズの下記シマノの20T(歯が20個付いている)を使いました。
- 取扱説明書や作業マニュアル(可能であれば、モデルに特化した資料)
リアタイヤの取り外し方
リアタイヤの足り外し方は詳しくは下記に記載しておりますのでこちらをご参照いただければと思います。
安全に作業を行うためのポイント
- 作業前の準備
- 作業場所を清潔に保ち、周囲に障害物や危険物がないことを確認してください。
- 必要な工具(スプロケットプーラー、レンチ、グローブ、安全メガネなど)を準備します。

- 車両の固定
- スタンドやジャッキを使用してしっかりと固定してください。
- 作業中に動かないように注意しましょう。
- スタンドがない場合は自転車本体をひっくり返して作業すると作業性が良くなります。

電動自転車のスプロケットの取り外し方
今回の電動自転車のスプロケットはカセットジョイントを取り外した後に、スナップリングで固定されているスプロケットを取り外す手順になりますので、先ずはカセットジョイントを取り外しましょう。
また、今回のスプロケットはスナップリングで固定されていて、スプロケット周辺の構造も理解しておくとミスなく作業できますので、下記にこれらの構造も示しますね。
カセットジョイントの取り外し
カセットジョイントは下図の(A)カセットジョイントリング、プーリー及び★3のブラケットから構成されています。取り外す際はカセットジョイントリングを矢印方向に45度回転させることで緩めます。

リングを緩めると、リング自体が外れるので、この状態でブラケットを外しましょう。

ブラケットを外すと古いスプロケットが外れる状態になります。

スプロケット周辺の構造
スプロケット周辺の構造は下記のようになり、(A)の駆動体キャップ、(B)駆動体、(C)スナップリング、(D)スプロケットとなります。
また、(A)の駆動体キャップは(B)駆動体、(C)スナップリングをカバーするように取り付けられていますので取り付け位置をお間違えなく。
なお、(C)のスナップリングは下図のように(B)の駆動体の出っ張りとスプロケットの間に挟み込んでスプロケットを固定しますので、こちらも取り付け位置の間違いがないよう、ご確認ください。

- (A)駆動体キャップ
- (B)駆動体
- (C)スナップリング
- (D)スプロケット
駆動体キャップの取り外し
駆動体キャップはB)駆動体、(C)スナップリングをカバーするように取り付けられていますので、マイナスドライバーなどで持ち上げて取り外します。
それほど難しい作業ではないです。

マイナスドライバーなどで持ち上がれば駆動体キャップは簡単に外れます。

スナップリングの取り外し
スナップリングはCの字のパーツで、スプロケットと駆動体の間に挟まれており、スプロケットを固定しているため、プライヤー若しくは、マイナスドライバーでCの字の隙間をこじ開けて、外します。

スナップリングはかなり固いですが、無理やりこじ開けて外しましょう。

スプロケット本体を外す
スナップリングを外すと、簡単にスプロケット本体を外すことができます。

ついでにその下のガードリングが汚れていたので取り外して清掃します。

電動自転車のスプロケットの取り付け方法
スプロケットの取り付けは、取り外しの逆の手順でよいですが、スナップリングが固くて取り付けが難しいので注意ください。
ガードリングの取り付け
上記で清掃したガードリングを取り付けます。

新しいスプロケットの取り付け
スプロケットの取り付け自体は簡単で3個所の突起部を窪みに合わせて取り付けるだけです。

スナップリングを取り付ける
今回の作業で一番苦戦したのがこの工程で、プライヤーでリングのCの自部分を広げてみましたが、取り付ける隙間(スプロケットと駆動部の隙間)がかなり狭いため、プライヤーでの取り付けは無理でした。
結局、精密マイナスドライバーでC字の端から少しづつこじ開けながらはめ込んでいきましたが、かなり難しい作業で、私は20分くらい格闘しました。

リングカバーを取り付ける
リングカバーはスナップリングの上にそのまま乗せるだけでOKです。

カセットジョイントの取り付け
カセットジョイントのプーリーを矢印の方向に回し、プーリーとブラケットの●マーク(赤色)を一致させた状態でカセットジョイントの●マーク(赤色)をハブ本体の●マーク(赤色)に合わせてセットします。

カセットジョイント固定リングで、カセットジョイントをハブ本体に固定します。カセットジョイント固定リングの取り付けは、黄色の●マークをカセットジョイントのプーリーの黄色●マークに合わせて入れ、カセットジョイント固定リングを45°時計方向に回します。

なお、カセットジョイントの組み立て方は下記に詳しく記載しておりますので、こちらも是非ご参照くださいませ。
完成
最後はリアタイヤをフレームセットアップすれば完成です。

リアタイヤの取り付け取り外し方は下記にも詳しく解説しておりますので、こちらもご参照くださいませ。
作業後の点検と調整
チェーンの張り調整
- チェーンの張りは適切なテンションに調整することが重要です。一般的には、チェーンの中央部分を軽く押して、約2〜3cmのたるみが適正とされています。
- 自転車や機械の種類によって調整方法や適正値が異なる場合がありますので、取扱説明書を確認してください。
- 張りすぎると摩耗や故障の原因となるため、適度な張りを保つことがポイントです。
動作確認と試走
- 調整後は、各部の動作確認を行います。ブレーキ、ギア、ハンドル操作などに異常がないかをチェックしてください。
- 実際に試走を行い、走行中の異音や振動、操作感の変化を確認します。
- 必要に応じて再調整を行い、安全に走行できる状態に仕上げてください。
電動自転車のスプロケットを自分で交換するまとめ
今回は電動自転車のスプロケットを自分で交換する手順を解説いたしました。ポイントしては下記になるかと思いますが、このあたりをよく理解しておけば、問題なくご自分で交換可能かと思います。
スプロケット交換のポイント
正しい取り付け:新しいスプロケットを取り付ける際は、しっかりと締め付け、ガタつきや緩みがないことを確認してください。スプロケット周辺の構造を理解する
適合性の確認:交換するスプロケットは、使用しているチェーンやギアシステムに適合しているか確認しましょう。サイズや歯数の仕様を事前に調べてください。
摩耗状態のチェック:古いスプロケットの歯が尖ったり、摩耗している場合は交換のサインです。摩耗が進むとチェーンの寿命も短くなります。
工具の準備:スプロケットの取り外しには専用の工具(スプロケットリムーバーやアーレンキーなど)が必要です。事前に揃えておきましょう。
難しい作業は??:スナップリングの取り外し、取り付けは苦戦する
メンテナンスのコツ
- 定期的な清掃:チェーンとスプロケットは定期的にブラシやクリーナーを使って汚れを除去しましょう。汚れがたまると摩耗が早くなります。
- 潤滑の徹底:清掃後は適切なチェーン潤滑剤を使用し、スムーズな動作を保ちます。過剰な潤滑は汚れを引き寄せるので、適量を心がけてください。
- チェーンの張りと状態の確認:チェーンの張りや伸びも定期的にチェックし、必要に応じて交換や調整を行います。
- 走行後の点検:走行後にスプロケットやチェーンの状態を確認し、異常があれば早めに対処しましょう。
スプロケット自体はamazonなどで安く購入できますし、定期的な交換が必要なパーツですので、いつでも気楽の交換できるよう、ご自分で取り付け方法をマスターいただけますと幸いです。







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