皆さん、こんにちは~!ぱぱさくです。今回もハイエースおじさんの登場です!今回はハイエースのタイミングベルトを交換する特に必要になる費用について解説いたします。
また、交換費用は施工する店舗、ディーラーによっても異なるのかも検証したいと思います。
できるだけ、交換費用を抑えたい方にはお勧めのコンテンツです。勿論、ご自分で交換することもできますが、ベルトは動力部でもありますので、プロにお任せするのが安心ですよね。
私のハイエースもこの度、早いもので購入後17年が経ち、走行距離も20万kmをこえてきましたのでタイミングベルトの交換時期です。
なお、今回はタイミングベルトと同時にウォータポンプの交換についても解説します!
タイミングベルト
タイミングベルトとは
タイミングベルトはカムベルトやタイミングチェーンと言われる通常動力伝達システムの回転機構に取り付けられている装置になります。
クランクシャフトとカムシャフトを連結して、この2つの部品が互いに異なる速度で回転する時の正確なアライメント(タイミング)を保つため、タイミングベルトともいわれているわけです。

タイミングベルトの交換時期は??
タイミングベルトの寿命は、国産車は一般的には10万kmの走行が目安です。タイミングベルトは、エンジン内部にあり、エンジンカバーが邪魔になり目視は出来ず、日常の点検で劣化の具体などの確認は出来ません。
なお、「キュルキュル」といったような異音がタイミングベルトから聞こえている場合は、タイミングベルトが切れる前兆と判断できますので早急に交換をお勧めします。
タイミングベルトが万が一切れたら??
タイミングベルトの役割としては、エンジンのクランクシャフトと吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトを連動させるための部品になります。
万が一、走行中にタイミングベルトが切れると、吸気バルブや排気バルブが開閉できず、エンジンが止まってしまいます。
場合によっては、バルブが動くタイミングがずれ、シリンダー内でピストンとバルブが干渉することで、エンジン自体が大きなダメージを負います。
エンジンはピストンが損傷すると修理はほぼ不可能なので、タイミングベルトの交換はハイエース乗りには必須のメンテナンスと一つになります。
タイミングベルトが切れる前兆
タイミングベルトが切れてしまう前兆はいくつかあり、エンジンからの異音や、エンジンから大きな振動やパワーダウン、警告灯の点灯などがあります。
異常が確認された場合は、即座に点検を受けましょう。場合によっては前兆がなくても突然切れる場合もあるので、定期的な交換をお勧めします。
タイミングベルトが切れる前兆
●エンジンからの異音
●エンジンから大きな振動
●パワーダウン
●警告灯の点灯
タイミングベルトを交換する時期を確認する方法は??
確認方法は、10万kmを過ぎたころにメーターに警告灯が点灯すれば、タイミングベルトを交換する目安になります。タイミングベルトの交換の際は、「T-BELTランプ」が消灯するようにリセット作業を行います。

その他の確認方法としては、交換ラベルの貼り付けで確認できます。
200系ハイエースの場合は、助手席シートを持ち上げて、エンジン上部にベルト交換時の走行距離数と実施年月日が掲載されたラベルが貼り付けてあることが多いので、このラベルで確認できます。

タイミングベルトの劣化を防ぐには
オイルの状態やオーバーヒートなどの発生によって、交換するタイミングよりも手前でもタイミングベルトが思った以上に劣化することがあります。
特にエンジンオイルの劣化でエンジン内部の潤滑が不十分になった際はベルトに対して過剰な負荷がかかり、傷みを早めます。このためタイミングベルトの劣化を防ぐには、エンジンオイルと冷却液の適正な管理が大切になります。
また、冠水道路を走った際などベルトが水に濡れた場合も劣化が早くなります。すので、冠水道路の走行は極力避けましょう。
ウォーターポンプ
ウォータポンプとは??
ウォーターポンプの機能はエンジンのオーバーヒートを防止しますします。エンジンを冷やすために冷却水をエンジン周辺に循環させていますが、その冷却水を循環させているのがウォーターポンプになります。
ウォータポンプの交換時期
一般的には、ウォーターポンプの交換時期は、走行距離で10万km程度です。これはウォーターポンプの寿命というよりはタイミングベルトの寿命という意味合いが強いです。
当然ながら、物の劣化や故障には「バラツキ」がありますので、上記の数字は目安とまりまして「ウォーターポンプを交換する時期が近づいてきた」と考える程度がよいです。
10万kmにはなっていない、10年にはなってないからウォーターポンプに異常が発生していないとは限らないです。日頃管理の状態や車の使い方では、それよりも前にウォーターポンプが故障することも十分にあり得ます。
タイミングベルトとウォータ-ポンプの同時交換
ウォーターポンプの交換は、タイミングベルトの交換と同時に行うことをお勧めします。ウォーターポンプを交換する場合は、タイミングベルトも取り外す必要があるのです。
このため、ウォーターポンプの交換時にはタイミングベルトも交換することで1回分のタイミングベルトの交換の手間が省けますし、交換費用も安くなります。
タイミングベルト、ウォータポンプの交換費用
タイミングベルトとウォータポンプを交換する費用は交換する工場やディーラー、単独で交換する場合と両方同時に交換する場合で異なります。
ディーラー間では同時交換で3万円程度の差はありましたので、少しでもお安く交換したい場合は相見積の基本中の基本、「相見積もり」を徹底しましょう!
上記にも記載しましたがタイミングベルトとウォーターポンプを同時に交換することで費用を安くできる場合があります。
理由は、ポンプの交換時にはタイミングベルトを脱着する必要があるため、この重複する脱着分の工賃を抑えらます。別々に作業する場合は、ベルトとポンプのそれぞれの作業工賃がかかりますが、同時に交換すれば、1回分のタイミングベルトの技術料をカットすることができます。
タイミングベルトのみで2~4万円、ウォータポンプのみで6~8万円、同時交換なら7~11万円程度になります。
だた、上記で「場合がある」と記載したのは、私がディーラーで見積を取得した際はタイミングベルトとウォーターポンプの交換する費用を別々に算出されたため、同時交換によるベルト分の工賃(技術料)をカットしていませんでした。
営業担当にタイミングベルトの工賃が重複している旨を伝えたら、ようやくその分をカットしてもらえましたので、自分から指摘しないと安くならない場合も多いと思われますので、少しでもお安くしたい皆さまは、必ず見積を確認し、工賃の重複を指摘しましょう!
「工賃が重複してますよ~!」と。
それでもお値引きに応じない場合は、「他の工場では工賃の重複分はカットされていましたよ~」と執拗に迫りましょう!
下記の見積もりで赤丸部分のタイミングベルト交換分は重複しているのでカットできます!
項目 | 部品(円) | 技術料(円) | 小計(円) |
ウォータポンプ取り換え | 48906 | ||
ウォータポンプASSY | 12980 | 64856 | |
スーパーLLC | 2970 | ||
タイミングベルト取り換え | 11286 | ||
タイミングベルト | 3751 | ||
ワッシャー | 198 | 23448 | |
テンショナASSY | 5285 | ||
アイドナSUBASSY | 2948 | ||
合計 | 28105 | 60192 | 88197 |
セット割 | 28105 | 48906 | 76911 |

ハイエースのタイミングベルト交換のまとめ
タイミングベルトの交換時は、ウォーターポンプの同時交換をお勧めします。
両方とも交換するタイミングは10万kmなので、同時交換の方がコストが抑えられますし、ウォータポンプの故障を心配する必要が無くなります。
交換費用は、200系ディーゼルエンジンのハイエースでは、
交換費用
- タイミングベルト交換費用は約30,000円前後。
- ウォーターポンプ交換費用は70,000円前後。
- ベルトとポンプの同時交換で、ベルト分の工賃が抑制できることから80,000円前後で交換できる。
タイミングベルトは定期交換部品なので、走行距離が10万kmを超えてきましたら切れる前に交換しましょう。
また、ウォーターポンプも故障して放置すると高額な修理費用が原因にもなるので交換が必要になりますので同時に交換しましょう。
そして交換費用を抑える最も大事なのは、複数の工場で見積する、工賃の重複分を申し出る。
タイミングベルト、ウォータポンプ交換費用を抑えるポイント
●複数の工場で見積する
●工賃の重複分を申し出る
ディーラー間の見積金額の差は??
上記にも記載しましたが3万円程度の差は出てきます。勿論、作業内容や細かい交換部品自体が異なっておりますので、一概に安い方が良いとも言えませんが、少しでもお安く交換したい場合は見積の基本中の基本、「相見積もり」を徹底しましょう!
下記に上記とは別のディーラーで取得した見積もりを掲載しますが、価格差はありますよね!
