【10万円で完結】ハイエース快適化!DIYによるハイエースの防音、断熱ガイド~材料の必要数量、材料費も紹介~

ハイエースのエンジンフードの防音、断熱加工 ハイエースカスタム、整備
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

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今回はハイエース乗りには是非とも知っておいていただきたいDIYを紹介したく、10万円で完結するハイエースの防音・断熱施工を解説します。

業者依頼での施工も可能ですが、使用する素材の種類や使用する数量を知っていればDIYでも十分に施工できるので、いくつかのオススメできる防音・断熱材やハイエース1台を施工するのに必要な材料の数量、費用も紹介しながら解説いたします。

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・おススメの防音材、断熱材、制振材は??
・防音・断熱のDIY方法は??
・DIYの場合のお値段は??
・ハイエース1台で使用する材料の数量目安は??

車種別専用設計!ブラインドシェード

また、窓ガラスに関する断熱の自作方法は下記コンテンツに記載していますので、こちらもチェックしてみてくださいね。こちらはDIYで安価に窓ガラスを断熱する方法になります。

  1. 防音・断熱とは?
      1. 防音断熱で使用する素材
  2. ハイエースの防音、断熱の性能は?
  3. 防音断熱のメリット
      1. 防音断熱メリット
  4. 防音断熱のデメリット
      1. 防音断熱のデメリット
  5. 防音断熱を行う場所
    1. エンジンの防音断熱
    2. フロント(運転席、助手席)床
    3.  リアフ床
    4. リアタイヤハウス
    5. ルーフ
  6. 防音断熱の素材
    1. 制振材
      1.  レアルシルト(積水化学)
      2. レアルシルトの必要枚数
      3. レアルシルトメリット
      4.  レジェトレック(日東電工)
      5. レジェクトレックの特徴
      6.  オーディオテクニカ アクワイエイシリーズ
    2. 吸音材
      1. エーモン 静音計画(72×120cm)
      2. カームフレックス(ウレタン発泡シート)(イノアック)
      3. 吸音防音材ホワイトキューオン(東京防音)
      4. シンサレート
    3. 遮音材
      1.  防音一番オトナシート(日本特殊塗料)
      2. 遮音シート940SS(ダイケン工業)
    4. 断熱材
      1. 東レペフ
      2. スタイロフォーム
      3. アクアリアマット
      4. uxcell断熱マット
    5. 防音・断熱キット:フェリソニ
      1. フルセット(エンジン、ルーフ、スライドドア、サイドパネル、リアタイヤハウス)
      2. ルーフ防音・断熱セット《スタンダードタイプ》
      3. エンジンルーム防音・断熱セット
      4. スライドドア防音・断熱セット
      5. サイドパネル(リアクォーターパネル)防音・断熱セット
      6. リヤタイヤハウス防音・断熱セット
  7. オススメの防音断熱材
    1. エンジンフード回り
    2. ルーフ
    3. サイドパネル、ドアパネル
  8. 施工方法
    1. 施工に必要な工具
    2.  エンジンフード内側
    3. エンジンフード外側
    4. ルーフ
      1. 制振材、断熱材の取り付け
    5. リアクオータートリム
      1. クオータトリムの取り外し
      2. 制振材、断熱材の貼り付け
    6. リア床
      1. セカンドシートの取り外し(4か所のボルトを外す)
      2. フロアカーペットの取り外し
      3. 制振材、遮音材の貼り付け
    7. スライドドア
      1. 内張り外し
      2. 制振材、遮音材の貼り付け
    8. バックドア
      1. 内張り外し
      2. 制振材、断熱材の施工
  9. 防音断熱の費用
    1. DIYの場合
      1. DIYの防音・断熱費用
    2. 業者依頼の場合
      1. Car lifeさん
      2. オグショーさん
  10. まとめ、防音・断熱効果は?
    1. エーモン静音計画のみの効果
    2. 車両全体を施工した場合
  11. 車中泊を快適に過ごすには??
  12. 窓ガラスの断熱は?

防音・断熱とは?

ハイエースの場合、外側のボディーと室内の間に空間がありますので、外側のボディーや、その間に防音性能や断熱性能を有する材料を設置して、車外から受ける冷気や熱、騒音を低減させ、快適な車内環境を整えることができます。

また、ハイエースはキャブオーバータイプの車で、その構造上、エンジンの上に運転席と助手席があり、特に運転席と助手席は、エンジンからの熱や騒音、振動の影響を受けやすいので、エンジン回りも施工することで防音、断熱効果を感じることができるでしょう。

防音には吸音材遮音材制振材を使用し、断熱には断熱材を使用します。

防音断熱で使用する素材

・防音→吸音材遮音材制振材

・断熱→断熱材

ハイエースの防音、断熱の性能は?

ハイエースは商用車ですので、乗用車のように乗る人の快適性はあまり重要視されていません。しかし、ハイエースはキャンピングカーとして使われることも多く、真夏や大雪の中、車中泊として利用されます。

ハイエースは-GLやグランドキャビンなどのトリム付き車両でも断熱処理はほとんど されておらずノーマルの状態では、天井のルーフの鉄板の下にニードルフェルト(少しだけ綿のような素材)が入っており、僅かながら断熱の効果を発揮しますがこれだけでは十分ではないかと思います。

ハイエースはルーフの面積が乗用車よりも大きいため、夏ではルーフに太陽の陽が当たり、ルーフが乗用車よりも高温になりやすいです。

断熱材が不十分であると、ルーフの熱がそのまま車内に伝わりやすくなります。不十分な断熱処理により、冷房の効き具合も悪くなり、車内での快適性は低下します。

また、防音施工も不十分ですので、雨が降ると雨がルーフに当たった音が響き、かなり大きな音になり、耳障りな音になります。少しでも快適に車内環境を整え、車中泊等に活かすには、防音・断熱処理によるカスタマイズがオススメです。

防音断熱のメリット

防音断熱メリット

  • オーディオの音質環境の向上
  • 運転中の疲労軽減
  • 燃費の向上
  • 車中泊環境の向上
  • 雨音の軽減
  • 日光からの直接熱の軽減

いくら高音質なオーディオ設備やスピーカーを使っても、 騒音が車内で響いてしまったら、その効果を発揮できません。車内の騒音を低減することで、オーディオの持つ本来の性能が発揮できます。

また、トランポやキャンピングユーザーが長距離の移動中や 車中泊をする際も外部からの騒音が減少する為、 運転による疲労が低減し、エンジンフードからの熱も減少するため快適な運転が可能になります。

キャンピングユーザーの方は、車中泊時、特に真夏や冬では外部からの暑さ寒さを軽減できるため快適な睡眠が出来るのではないでしょうか。 

断熱効果により冷房の効きが良くなるため、走行時の燃費向上も期待できます。

防音断熱のデメリット

防音断熱のデメリット

  • 施工に手間とお金がかかる
  • 車体の重量が重くなる

防音断熱には特殊な施工を施しますので、業者に依頼する場合も、DIYで施工する場合も手間とお金がかかります。DIY施工では工賃分が浮きますが、防音断熱材は資材だけでもそれなりのお値段がしますし、施工に手間と時間を要します。

また、特に制振材や遮音材の重量が重いので車重が重くなることも挙げられます。

ただ、ハイエースの場合、特にディーゼル車はトルクがあるので多少の車重アップはあまり問題にはならないかと思います。

防音断熱を行う場所

エンジンの防音断熱

ハイエースの場合、構造上、運転席と助手席の真下にエンジンが設置されているため、エンジンの振動や音、熱の影響を受け易い場所であるため、エンジンフードは防音断熱処理の効果が出る箇所になります。

特にディーゼル車の場合は振動と音の影響が、ガソリン車よりも強いためディーゼル車にはオススメの施工個所になります。

ノーマルの状態でもエンジンフードには制振材、防音断熱材(ニードルフェルト)、インシュレーター(エンジンフード内側)が装備されておりますが、これだけでは不十分な面もありますので、追加の制振材、防音断熱材、吸音材等があるとよいですね。

フロント(運転席、助手席)床

この場所はエンジンに近いうえ、一番乗る機会の多い場所ですので施工効果は高いかと思います。また、タイヤにも近い場所ですのでロードノイズや地面からの騒音も防ぐことができます。

ノーマルでもエンジンフード同様に制振材や防音断熱材も設置されていますが、量は少なく、不十分です。

 リアフ床

リア床はエンジンからは少し離れた場所になりますので、エンジン音の影響は少ないのですが、ハイエース車体の中で一番面積の広い床になるので、地面からの音(ロードノイズ)をもろに受けてしまいます。

ノーマル状態でも結構厚い制振剤は入っていますが、更に制振効果を向上させるため追加施工します。

このため、断熱というよりは、ロードノイズを低減させるための防音施工を行います。

リアタイヤハウス

リアタイヤハウスは面積的には小さい部分になりますが、タイヤからのロードノイズを直接受ける場所であるため、防音施工はした方がよいでしょう。

ルーフ

ハイエースはルーフの面積が乗用車よりも大きいため、夏ではルーフに太陽の陽が当たり、ルーフが乗用車よりも高温になりやすいです。

断熱材が不十分であると、ルーフの熱がそのまま車内に伝わりやすくなります。不十分な断熱処理により、冷房の効き具合も悪くなり、車内での快適性は低下します。

また、防音施工も不十分ですので、雨が降ると雨がルーフに当たった音が響き、かなり大きな音になり、耳障りな音になります

防音断熱の素材

防音断熱材の素材は多種多様になりますので、ご自分の予算と期待される効果のバランスを考えて、ご選択されるのがよいかと思います。

制振材

 制振材を貼ることで、素材に加わった振動を吸収し、素材から発する音を軽減します。防音したい素材全体に貼る必要はなく、素材全体の面積に対して30%以上貼るとよいとされています。

メーカー商品名特徴価格購入
積水化学レアルシルト熱にも強く高性能、プロ向け。手や車が汚れないため作業しやすい8枚入り17800円amazon
日東電工レジェクトレック安価であり相応の性能あり。価格と性能のバランスよし1枚3280円amazon
オーディオテクニカAT-AQ550小さい面積で高い効果を発揮する高重量タイプの制振材500×500mm1枚入り3000円amazon
オーディオテクニカAT-AQ350ブチルゴムと破れにくいアルミガラスクロスシートの組み合わせで高い追従性と制振効果を発揮する制振材500×250mm2枚入り3000円amzon

 レアルシルト(積水化学)

厚さ1.9mmの樹脂系の制振材で素材は金属層(アルミ)に制振樹脂+粘着剤を貼り合わせており、「制振樹脂が振動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収」と歌っております。

レアルシルトにはスタンダードのブルーカラーのレアルシルトと認定ショップだけが施工出来るブラックカラーのレアルシルト匠があります。

レアルシルト匠はレアルシルトをベースにその効果を増す為に制振樹脂部が厚く作られた逸品。

レアルシルトのメリットはレジェクトレックに比べ熱に強いのですがデメリットしては価格が高いことです。私はレアルシルトを使いたかったのですが、予算の関係で諦めました。。。

レアルシルトの必要枚数

1枚300×400mmのもでルーフだけで

ナローボディー:10枚程度

ワイドボディー:14枚程度

施工は簡単でハサミ等を使って必要なサイズに合わせてカッティングができますし、素材そのものに柔軟性があるので、ドアやフロアなどのした凹凸もしっかり貼り付けることができます。貼る際もヒートガンは不要で冬場も施工でき、シールを貼る感覚で簡単に貼り付けることができます。

レアルシルトメリット

ブチル系に比べ制振効果が(損失係数は従来製品の5~20倍(メーカー調べ))

素材そのものに柔軟性があり、施工の際はヒートガンが不要

粘着力はアスファルト系製品の約8倍と強い

耐荷重性能はアスファルト系製品の約24倍、アルミ系製品の約3倍と破れにくい

アスファルト系やブチルゴム系制振シートと異なり、「レアルシルト」のオレフィン系改質樹脂は、手やクルマを汚さない。

参考価格:8枚入り17800円

 レジェトレック(日東電工)

ブチル系ゴムの制振材金属製拘束層ゴム系粘弾層はく離紙の三層構造

厚さ1.5mm、比重1.4の拘束型軽量制振材。粘弾層は、感圧型接着機能も兼ね備えている。

レジェクトレックの特徴

・少しの面積(天井面積の30~50%が目安)に貼るだけで大きな制振効果が得られ、雨だれ音対策に有効。

・低比重のため軽量化に有効。

・感圧型粘着タイプのため、接着剤塗布や熱処理は不要で 三次元曲面にスムーズに加工できる。

10~15dBの雨だれ音の減音効果がある。

広い温度領域(0~40℃)で安定した制振効果を発揮します。

・レアルシルトに比べ価格が安価である

レジェトレックスの一番の難点は上記に書いたブチル系の接着材です。

黒のそのゴムの様な接着材は一度貼ったらべたっと接着剤部分が伸びるので、貼り直しはかなり厳しいです。

施工はレアルシルトと同様にハサミやカッター等でカットして、簡単に施工できます。また、カット済のものも販売されておりますので、作業性を良くしたい方はこちらがお勧めです。

参考価格: 3280円

レジェトレックス制振シート特大4つ折り 1000mm×500mm×1.5mm

 オーディオテクニカ アクワイエイシリーズ

アクワイエシリーズはオーディオテクニカが提供するデッドニング用制振剤で、『AT-AQ550』、『AT-AQ551P5』、『AT-AQ350』、『AT-AQ351P10』の4種類があります。

AT-AQ550』は、小さい面積で高い効果を発揮する高重量タイプの制振材です。素材には、高比重・高耐熱のヴァージンブチルゴムと0.1mm厚のアルミニウムシートを採用。トランクルームやフロアパネルに使用してロードノイズを低減、またはインナーパネルに使用して外来ノイズを抑制するなど、貼付位置の違いにより抑えたいノイズに対し効果を発揮することができます。

サイズは500×250mm、厚さ4.3mm 1枚入りであり、AT-AQ551P5はAT-AQ550のサイズ違いになり500×500mm、厚さ4.3mm 5枚入り(参考価格:32000円)になります。

オーディオテクニカ AT-AQ550 バイブレーションコントローラー デッドニングシート 250×500mm 1枚入り オーディオテクニカ AT-AQ551P5 バイブレーションコントローラー デッドニングシート 制振 防振 高重量 ドアフロア トランクルーム 5枚入り

AT-AQ350』は、ブチルゴムと破れにくいアルミガラスクロスシートの組み合わせで高い追従性と制振効果を発揮する制振材です。季節ごとの寒暖差による制振特性のばらつきまで最小限に維持できるため、一年中ご使用いただくことができます。

参考価格:2枚入り3300円

吸音材

吸音材とは、空気中に伝わる音の振動を熱エネルギーに変換する事で音を弱める素材の事で、車内の不快な反響音を軽減したり、残響時間を調整するのに効果を発揮する、防音対策に欠かせない音を吸音する材料の事です。

防音対策において遮音とは異なる性質の物になり、素材は別々に選ぶ必要があります。吸音材と遮音材の組み合わせにより、高い防音効果が得られます。

メーカー商品名特徴価格購入
エーモン静音計画ボンネット裏に貼るだけの簡単仕様ミニバン用4100円amazon
イノアックカームフレックスF-2通常のウレタンフォームよりも吸音効果高い、粘着剤付きで簡単作業100×200cm5000円amazon
イノアックカームフレックスF-620F-2グレードに制振材も付いたグレードで、吸音と制振効果の両方の効果が得られるおススメグレード厚み2cm、100×100cm 4700円amazon
イノアックカームフレックスF-630F-620グレードの厚み3cmグレード。高い効果を求める場合はこちらでしょう!厚み3cm、100×100cm 6000円amazon
東京防音ホワイトキューオンESW-10-910ガラスウールのように作業中のチクチク感がなく、室内でそのまま使うことができます60cm×91cm×厚10mm 2700円amazon
3Mシンサレートエンジン音よりは主に車外の環境音軽減の効果が高い152cmx100cmx13mm 3700円amazon

    

エーモン 静音計画(72×120cm)

 メーカーのうたい文句には「ボンネット裏に貼るだけ簡単」「車内に入り込むエンジン音を低減」とあります。厚さ4mmの吸音材が使われているようです。

種類は乗用車用とミニバン用があり、乗用車用が約72×120cm、ミニバン用が約45×150cmでサイズ違いとなっております。

ミニバン用の方が細長い形状になっておりますので、ハイエースは乗用車用の方が合っていると思います。中身は本体:1枚と接着用のアルミガラスクロステープ:1個が入っています。

参考価格:4100円(制振材セット)

カームフレックス(ウレタン発泡シート)(イノアック)

Fシリーズが吸音材で、Rシリーズが制振材となります。イノアック独自の技術により開発した吸音材で通常のウレタンフォームよりも吸音効果が高くなっています。

通常タイプと粘着剤付きのタイプの2種類がありますので、粘着剤付きの方が作業性がよいかもしれませんね。また、性能別に下記のグレードがありますので、目的とする性能が発揮できるよう選択するとよいでしょう。

F2:通常の吸音性能のみで粘着剤付き、無しを選べます。

参考価格:5000円

F6:制振性も有する吸音材になり、F2同様に粘着材アリなしが選べます

参考価格:4600円

F140:吸音性を有した制振材、制振性・吸音性及び作業性に優れる素材です

参考価格:4800円

吸音防音材ホワイトキューオン(東京防音)

ホワイトキューオンはペットボトルから作った環境に優しいエコマーク認定素材で、ガラスウールのように作業中のチクチク感がなく、室内でそのまま使うことができます。デメリットとしては低い周波数の吸音には不向きで、遮音性能は有していませんので音は減音しますが、通り抜けます。

厚みは50mm、10mmと7mmの3種類があり、密度は30kg/cm3、100kg/cm3、130kg/cm3とそれぞれ異なります。ハイエースの場合は、サイドパネルなどのスペースの広い場所は50mmでも問題なさそうですが、ルーフフロアなどの設置スペースの狭い場所には7mmがよさそうです。

参考価格:9500円

シンサレート

3M製の高性能吸音材でサイズは1520mm x 500mm、エーモン製の品番:2175/商品名:吸音材と同じ素材です。参考価格:3000円

素材が軽量の為、天井の吸音材や、ピラー内部に細切りで詰めると、高い吸音効果が得られます。

ホワイトキューオン同様に高音域のカットを得意とする素材の為、フロアの施工には向きませんので、天井や、内張等の上側等が最適です。

エンジン音よりは主に車外の環境音軽減の効果が高いです。

    

遮音材

遮音材とは、空気中を伝わる音の振動を遮る素材の事で、外部などへ音を通さないように反射する事で、遮音する材料の事です。高密度で質量のある物ほど遮音性が高く、どのような物でも遮音材料となります。

このため、遮音材の重量は他の素材に比べて重いので、ハイエースのルーフへの施工は不向きで、エンジン回りや、フロアへの施工に適しています

メーカー商品名特徴価格購入
日本特殊塗料オトナシートシールタイプで、エンジンフード回りなど変形部にぴったりと貼り付けできる。エンジフードにおススメ5枚入り2500円amazon
ダイケン940SS大型の遮音シートでフロアなどの遮音材に適している定番商品厚さ1.2mm×幅940mm×長さ10m1枚3500円amazon

 防音一番オトナシート(日本特殊塗料)

  • 数量:5枚入り
  • サイズ:300mm×400mm×1.5mm(厚み)
  • シールタイプになっており、裏紙をはがして貼り付けるだけで、鉄板などの振動による騒音を防ぎます。オトナシート必要なサイズで、ムダなく使えるシートタイプで便利です。
  • 最大のメリットはシールタイプになっていますので、エンジンフード回りなど変形部にぴったりと貼り付けることができます。施工時はドライヤーなどで温めながら施工すると綺麗に貼れます。
  • 参考価格:1900円/5枚入り

遮音シート940SS(ダイケン工業)

  • 音の漏れを軽減する下地用シート材
  • サイズ・重量:厚さ1.2mm×幅940mm×長さ10m/19kg/1巻(面密度2.0kg/㎡)
  • 梱包・入数:紙管・クラフト巻き・1本入り
  • 基材・表面・裏面:高比重物質配合リサイクル塩ビ樹脂シート/不織布張り/エンボス加工
  • 参考価格:3500円

はさみやカッターなどでカットすることで自由に形状を調整できますので、フロアやエンジンフード周りに適しています。私はこちらをかなり信頼しており、防音室の製作でも使いしましたよ。

安心と安全、信頼のダイケン工業です!

   

   

断熱材

断熱材は、車の外部に面する床や壁、天井や屋根、エンジン回りなどに貼り付けることで冷気や熱の伝達を遅らせ、暑さや寒さを防ぐことができます。また、断熱材は車内の隙間を埋めるため、気密性が高まり、屋内と外部の空気の流れが妨げられ、結果として車内の温度を快適に保つことができます。

断熱材により、外気の影響を受けにくくなれば、冷暖房の効き目がよくなり、燃費向上も期待できます。

また、断熱材がない場合、温度差から壁の中や床下、天井裏などが結露してしまいカビが生えてしまいます。断熱材は、正しく施工すればこれらを防ぐ役割を持っています。

メーカー商品名特徴価格購入
東レペフ軽量なのに断熱性能抜群で粘着シールつきですのいろんな場所に貼り付ける事が出来ます!10mm厚み 1mあたり 3300円amazon
川島木材スタイロフォーム性能の安定した優れた断熱材30×600×900mm 2枚入7900円amazon
uxcell断熱マット高い騒音低減と断熱特性があります。海外製品なのでお値段がお安く、コストを抑えたい方にはオススメ厚さ10mm ブラック 300cm*100cm 7750amazon

東レペフ

・ポリオレフィン発泡体になります。

・断熱材として、防音材として、クルマの屋根、ドア内など。 

・軽量なのに断熱性能抜群で粘着シールつきですのいろんな場所に貼り付ける事が出来ます!

 ・ロール状での発送になります。

200系ハイエースロングナローボディで屋根に1m×2m品を3枚使います。厚みは3mm,5mm,10mmの3種類がありますが、私は10mm品屋根部分には2枚重ねで、ドアパネルリアサイドパネルバックドアには10mm品1枚重ねで使用しました。

参考価格:5mm厚み 5m 9800円

参考価格:10mm厚み 1m 3300円

スタイロフォーム

スタイロフォームは、ホームセンターで入手できる安価な素材で、ポリスチレン樹脂の薄膜で仕切られた、無数の独立した気泡で構成されています。この気泡内に熱伝導率の小さいガスを封じ込めることによって、性能の安定した優れた断熱材となっています。

デメリットとしては素材の柔軟性がないため、割れやすいことです。

参考価格:30×600×900mm 3枚入3300円

アクアリアマット

グラスウール素材で、下記の特徴がありますが、施工時に手が荒れたりするうえ、厚みがあるため施工しにくいかと思いますので、私はあまりお勧めできません。

・高性能グラスウール。

・従来のグラスウールに比べて耳幅が広くなっており、施工性に優れています。

・グラスウール部分に撥水処理をしています。

・上下面切り放しの4面パックです。

・密度(kg/m3):10

・サイズ(厚み×幅×高さ)mm:50×430×2880

参考価格:密度10K 厚さ50ミリ×幅430ミリ×長さ2880ミリ 8枚入 5800円

uxcell断熱マット

粘着剤付きの断熱マットで、ゴムフォームと同じ特性と優れた騒音絶縁特性を持っていますので、ハサミやカッターでカットして貼り付けるだけの簡単施工品です。

高品質接着剤付きバックブラック閉セル発泡断熱材で、高い騒音低減と断熱特性があります。海外製品なのでお値段がお安く、コストを抑えたい方にはオススメです。

参考価格: 厚さ10mm ブラック 300cm*100cm 7500

防音・断熱キット:フェリソニ

防音・断熱キット断熱材と吸音材、遮音材がセットになり、ハイエースの悩みを一気に解決する便利なキット、フェリソニです。デメリットはお値段が高いことでしょうか。。。

騒音を約3分の1以下(周波数により最大16分の1)に抑える遮音層と吸音効果を限界まで高めた特殊加工スポンジによる吸音層のハイブリッド2層構造。本来逆の作用となる透過音と吸音の効果をそれぞれに受け持たせた二層構造としたことで車外から入ってくる騒音と車内での騒音を効果的に消し去る効果を持たせています。

断熱性も非常に高く、一般的なグラスウールと同等以上。エンジンがシート下にあるハイエースならではの悩みどころであるシートの下から上がってくるイヤな熱気を騒音と合わせて抑え込みます。

・設置場所によりシリーズが分かれており、エンジン周りルーフスライドドアサイドパネルリアタイヤハウスがあります。何れも内張りを外して貼り付けるか、座席を外してカーペットの下に敷くだけの簡単施工になります。

なお、私はエンジン回りは防音断熱効果を向上させるため、他の素材と組み合わせて使用してます。

車両一台丸ごとセットもありますし、パート毎に購入することもできます。

フルセット(エンジン、ルーフ、スライドドア、サイドパネル、リアタイヤハウス)

適用グレード車体品番セット内容価格購入
S-GL標準FS0335フルセット156400円Yahoo shopping
S-GL パワースライドドア標準FS1622フルセット138600円Yahoo shopping
DX標準フルセット182000円Yahoo shopping
DX パワースライドドア標準FS1639フルセット156300円Yahoo Shopping
S-GLワイドFS0359フルセット172000円Yahoo shopping
S-GL パワースライドドアワイドFS1646フルセット151500円Yahoo shopping
DXS-LongFS0366フルセット182600円Yahoo shopping
DX パワースライドドアS-LongFS0343フルセット182600円Yahoo shopping
S-GLS-LongFS0328フルセット161370円Yahoo shopping
S-GL パワースライドドアS-LongFS0410フルセット161370円Yahoo shopping

標準ボディー(S-GL)

参考価格:13万円

標準ボディー(DX)

参考価格:15万円

ワイドフルセット(DX)

参考価格:16万円

リンク

ワイド(S-GL)

参考価格:17.2万円

ワイド(GLパワースライドドア対応)

参考価格:16.8万円

スーパーロング(グランドキャビン)

参考価格:15万円

スーパーロング(DX)

参考価格:18.2万円

ルーフ防音・断熱セット《スタンダードタイプ》

適用グレード車体品番セット内容価格購入
S-GL,GL,DX標準FS0168ルーフ51480円Yahoo shopping
S-GL,GL,DXワイドFS0274ルーフ81280円Yahoo shopping
グランドキャビン,
コミューター
S-LongFS0182ルーフ71280円Yahoo shopping
DX S-LongFS0281ルーフ90882
Yahoo Shopping

効果:遮音・吸音・断熱

【参考価格】

ワイド用(FS-0175) – ¥140000

スーパーロング用(FS-0182) – ¥180000

エンジンルーム防音・断熱セット

適用グレード車体品番セット内容価格購入
DX3シート標準FS1769エンジンフード34650円Yahoo shopping
S-GL,GL標準FS0236エンジンフード34650円yahoo shopping
S-GL,GL,グランドキャビンワイドFS0243エンジンフード36630円Yahoo shopping

効果:遮音・吸音・断熱

【参考価格】

ナロー用(FS-0236) – ¥35,000(税込¥38,500)

3シート用DX(FS-1769) – ¥35,000(税込¥38,500)

ワイド・スーパーロング用(FS-0243) – ¥37,000(税込¥40,700)

スライドドア防音・断熱セット

適用グレード車体品番セット内容価格購入
パワースライドドアFS1615スライドドア28215円Yahoo shopping
両側スライドドアFS0212スライドドア28215円yahoo shopping
片側スライドドアFS0219スライドドア14335円Yahoo shopping

効果:遮音・吸音・断熱

【参考価格】

※ノーマルスライドドア対応品

両側スライド用(FS-0212) – ¥52000

サイドパネル(リアクォーターパネル)防音・断熱セット

適用グレード車体品番セット内容価格購入
S-GL,GL標準FS0199リアサイドパネル10890円yahoo shopping
S-GL,GL,グランドキャビンワイドFS0265エンジンフード12870円Yahoo shopping

効果:遮音・吸音・断熱

【参考価格】

ロング用(FS-0199) – ¥11,000(税込¥12,100)

スーパーロング用(FS-0205) – ¥13,000(税込¥14,300)

リヤタイヤハウス防音・断熱セット

効果:制振・遮音・吸音・断熱

【参考価格】

ナロー・ワイド・スーパーロング対応(FS-0250) – ¥16,200(税込¥17,820)

オススメの防音断熱材

予算に余裕があれば車体全体をフェリソニで施工するのもアリですが、コストを抑えたい方は、エンジンフード回りなど、熱や騒音が発生しやすい場所にはフェリソニを使用してその他の場所には、価格が抑えられた素材を使用するのがよいかもしれません。

因みに下記には私が使用した素材を記載しておりますのでご参照くださいませ。こちらの一覧でスーパーGL、標準ボディーのハイエース1台分の防音断熱をDIYで施工できます。

設置場所素材品番、サイズ等数量価格購入
エンジンフード吸音エーモン静音計画約720×1200mm 厚さ約4mm14100円amazon
エンジンフード遮音・断熱フェリソニFS023634650円Yahoo shopping
エンジンフード遮音オトナシート5枚入り32500円amazon
エンジンフード制振レアルシルト8枚入り117800円amazon
フロア全般遮音ダイケン940SS厚さ1.2mm×幅940mm×長さ10m1枚13500円amazon
全般制振レジェクトレック1000mm×500mm33280円amazon
サイドパネル、ルーフ遮音断熱東レペフ1m103300円amazon

エンジンフード回り

エンジンフード回りは形状が複雑なため、断熱材は専用設計されたフェリソニが、遮音材もフード回りの形状に対応するためシールタイプのオトナシートがオススメです。

断熱材:エーモン静音計画(フード内側)

フェリソニ

遮音材:オトナシート

制振材:レアルシルト(エンジン熱の影響があるため耐熱性のあるレアルシルトがオススメ)

床の場合、床下からの熱源がないため断熱材は設置せず、また床の形状は平面に近いため940SSで十分対応できます。私は940SSを2枚重ねで施工しました。

・断熱材:なし

遮音材:ダイケン940SS

制振材:レジェクトレック

レジェトレックス制振シート特大4つ折り 1000mm×500mm×1.5mm

ルーフ

ルーフは太陽からの遮熱が一番激しいため、10mmの東レペフを2枚重ねで施工するのがよく、制振材は耐熱性のあるレアルシルトがオススメです。遮音材は重量があるため、ルーフへの施工は不向きですので無くてよいかと思います。

断熱材:東レペフ10mm厚

・遮音材:なし

制振材:レアルシルト

サイドパネル、ドアパネル

断熱材:東レペフ10mm厚

・遮音材:なし

制振材:レジェクトレック

レジェトレックス制振シート特大4つ折り 1000mm×500mm×1.5mm

施工方法

DIYでの施工方法は何れの場所も内張りを外して、制振材、遮音材及び断熱材若しくは吸音材を施工していきます。内張りを固定しているクリップは破損しやすいので予備を持っておくとよいですね。

参考価格:10個300円

施工に必要な工具

  • マイナスドライバー
  • プラスドライバー
  • トルクスドライバー T25(写真なし)
  • 内張りはがし
  • スクレーパー
  • ソケットレンチ 14mm、10mm
  • (巻尺)
  • (油性ペン)
  • (はさみ)
  • (カッター)

内張り剥がしセット参考価格:1000円

 エンジンフード内側

エンジンフードの内側にはノーマル状態でインシュレーターが設置されていますのでその上から、エーモン静音計画を貼っていきます。

インシュレーターを取り外して貼り付ける方もいますが、私はインシュレーターの防音断熱効果も保持したいため、インシュレーターの上から貼り付けることをお勧めいたします。

作業自体は簡単で、

・エンジンフードを開ける。

・パーツクリーナーで貼り付ける部分を脱脂する

・静音計画をエンジンフードの形にカットする(少し大きめが良いです)

・付属のアルミテープで静音計画の端を止める

エーモン静音計画によるハイエースエンジンフード内防音断熱施工ハイエースエンジンフード内防音断熱施工

エンジンフード外側

エンジンフードの外側(エンジン上部)は運転席と助手席がありますので、これらとコンソールボックスを取り外してから施工します。また、エンジンフードのカーペットを外したのと同時に運転席と助手席のフロアも施工すると効率が良いです。

・運転席・助手席の固定ボルト前後2カ所(計4カ所)を取り外す

・運転席・助手席ともシートベルト警告灯のコネクタを外す。

・運転席・助手席を取り外す(シートの背もたれを前に倒して小さくすると外しやすいです)。

・センターコンソールのボルト(6か所)を取り外し、ボックスも取り外す。

・カーペットの固定ピンを内張り外しで取り外し、カーペットも剥がす。

・運転席側のコンピューターは絶対に触らないようにしましょう(恐らくエンジンを制御しているコンピュータになります)

・制振材を貼ります

・その上から遮音材(私はオトナシート)を張る

・最後にフェリソニを被せてカーペット、座席を元に戻す。

ルーフ

ルーフのリアの内張りは結構大きいので、二人で作業するとよいです。

・フロントルームランプを外し、ランプのコネクタを外す(ピラートリムかマイナスドライバーをルームランプと内張りの隙間に入れて外します)

ハイエースフロントルームランプ取り外しハイエースフロントルームランプ取り外し

・サンバイザー(2ヶ所)を外す(サンバイザーはネジ(各3本)で固定)。

ハイエースフロントサンバイザーの取り外しフロントサンバイザーの取り外し

・アシストグリップ(4ヶ所)を外す。アシストグリップはメクラ蓋の中のネジ(各2本)で固定されている

ハイエースアシストグリップの取り外しアシストグリップの取り外し

・リアルームランプのカバーを外す(カバーはツメ(4ヶ所)で嵌合)。

ハイエースリアルームランプの取り外しリアルームランプの取り外し

・リアルームランプ本体の固定ネジ(2本)を外す。

・リアルームランプ本体とコネクタを外す。

・リアクーラーコントロールパネルを外す(ピラートリムかマイナスドライバーをパネルと内張りの隙間に入れて外す)

リアクーラーコントロールパネルの取り外しリアクーラーコントロールパネルの取り外し

・リアクーラーコントロールパネルのコネクタを外す

・リアクーラー吸気口カバー (2枚) を外す(カバーはプッシュプル式ロック (各2ヶ所)で固定)。

・ルーフライニングを押さえているピラートリムの取り外し

  1. Aピラーからアシストグリップ(2ヶ所)を外す(アシストグリップはメクラ蓋の中のネジ(各2本)で固定)。
  2. Aピラートリムを外す(Aピラートリムはクリップ(1ヶ所)で嵌合)。
  3. Bピラーからシートベルトのショルダーアンカー (2ヶ所)を外す(ショルダーアンカーはネジ(各1本)で固定)。
  4. 助手席側のBピラーからエンジンサービスホールカバーフック(1ヶ所)を外す(フックは ネジ(1本)で固定)。
  5. Bピラートリムを外す(Bピラートリムはクリップ(3ヶ所)で嵌合)。
  6. Cピラーからセパレーターバーブラケットを外す(セパレーターバーブラケットは ネジ(1本)で固定)。
  7. Cピラートリムを外す(Cピラートリムはクリップ(3ヶ所)で嵌合)
  8. Dピラートリムを外す(Dピラートリムはクリップ(6ヶ所)で嵌合)。

ルーフフライング(天井内張)の取り外し

ルーフライニングは2分割されていますが、フロント側の上にリア側が重なっているため、リア側から先に外しましょう。

  1.  ルーフライニング(リア側)のブラッシュクリップ (12個)を外す
  2.    ルーフライニング(リア側)を外す。
  3.    ルーフライニング(フロント側)のブラッシュクリップ(5個)す。
  4.    ルーフライニング(フロント側)の固定ネジ (4本)を外す(固定ネジはエアコンパネル内と吸気口カバー内)。
  5. ルーフライニング(フロント側)を外す。
  6. ニードルフェルトを外す(最後に使いますので取っておきましょう)

制振材、断熱材の取り付け

ハイエース(標準ボディ)はルーフが補強フレームによって8つの区画に区切られています。フレームの間隔は、30cm強~40cm程度でフレームの長さは150cm弱になります。

私が計測した限り、運転席の天井からフレーム間隔は58、30、33、33、32、38、38、38cmとなります。

東レのペフを予め上記のサイズにカットしておきましょう。

また、元々純正の状態では補強フレームとルーフがコーキングで処理されていますが、処理が点付で不十分ですので、施工前に補強フレームとルーフの隙間をコーキング処理しておくと遮音性が向上されますので、是非やっておきましょう。

セカンドシート付近では、リアルームランプおよびリアクーラー本体を避けて「東レのペフ」を配置します。

  1. レアルシルトを5×20cm 60枚にカットします。
  2. レアルシルトをルーフに貼り付けます。ローラーを使って貼ると作業しやすいです。
  3. 東レのペフを貼り付けます。私は10mm品を2枚重ねしました。
  4. 内張りを元に戻します(内張りとルーフの間に純正のニードルフェルトを挟み込んで断熱性を向上させます)。

リアクオータートリム

クオータトリムの取り外し

  1. リアゲートスカッフプレートす(リアゲートスカッフプレートはクリップ(6ヶ所)で嵌合)
  2. リアクォータートリム(左右)のブラッシュクリップ(各1個)を外し、左右のリアクオータートリムを一気に外します!バリバリ!ベりべり!(リアクォータートリムはクリップ(18ヶ所)で嵌合)

制振材、断熱材の貼り付け

ルーフと同様に作業しますがリアクオータトリムはあまり直射日光が当たらないので、制振材はレジェクトレックで十分です。作業法はルーフと同じで、適度な大きさにカットしたレジェクトレックを貼り、その上から断熱材を隙間なく貼っていきます。

リア床

セカンドシートの取り外し(4か所のボルトを外す)

フロアカーペットの取り外し

  1. カーペットのクリップ2か所を外す
  2. スライドドアスカッフプレートを外す(クリップ(11ヶ所))。
  3. カーペットをめくって外す

制振材、遮音材の貼り付け

床は熱の影響は小さいため断熱材は施工しませんが、ロードノイズを拾いやすいため遮音材を施工します。施工方法は、先に制振材(レジェクトレック)を貼り付けた後に、遮音材(ダイケン940SS)を被せます。940SSは1本ありますとハイエースのフロアを2枚重ねで施工できます。

スライドドア

内張り外し

  1. スライドドアウインドウガーニッシュを外す(クリップ4ヶ所)。
  2. スライドドアインサイドハンドルのトルクスねじ(2本)を外す。
  3. スライドドアのロックレバーを施錠側にする(開錠側にするとパネルが取れません)。
  4. スライドドアトリムを外す(クリップ(19ヶ所)とツメ(1ヶ所))。こちらも一気にバリバリ!ベりべり~!

制振材、遮音材の貼り付け

こちらも他の場所と同様に適度に制振材を貼り付け、断熱材は私の場合はパネルの内側に施工しました。

バックドア

内張り外し

  1. リアゲートインサイドハンドルのプラスネジを外す
  2. リアゲートストラップのプラスネジを外す。
  3. リアゲートトリムを外す(クリップ20ヶ所)

制振材、断熱材の施工

こちらも他の場所と同様に適度に制振材を貼り付け、断熱材は私の場合はパネルの内側に施工しました。

防音断熱の費用

DIYの場合

 DIYでは当然ながら施工費用はかかりませんが、材料費がそこそこのお値段にはなります。私は標準ボディーのハイエースですがご参考までに材料費を下記に記載しますね。

なお、施工時間は私の場合、毎週土日ぶっ通しで作業し、1か月かかりました。

DIYの防音・断熱費用

  • レジェクトレック:10×20cm 80枚(100cm×50cm 3枚)9900円
  • レアルシルト:8枚入り17800円
  • 東レペフ:10mm 10m巻き (天井2枚重ね施工) 33000円
  • オトナシート:5枚入り×3  7500円
  • ダイケン940SS 1本 3500円
  • フェリソニ:エンジンフード回りのみ 35000円
  • 合計:106700円

業者依頼の場合

 業者さんに依頼した場合は、防音施工と断熱施工で施工費用が分かれている場合もありますが凡そのお値段を下記に記載いたしましたのでご参照ください。ショップによって使用する資材や施工場所、施工方法が異なり、値段にも違いがありますので詳しくはショップサイトでご確認くださいませ。

Car lifeさん

下記はスーパーGLのお値段になり、DXの場合は少しだけ安くなりますがトータルで35万円程度になります。

ボディータイプ標準(円)ワイド(円)スーパーロング(円)
防音施工216,000219,600223,200
断熱施工109,200113,400124,600
合計325,200353,000347,800

オグショーさん

制振材には「レジェトレックス」を使用し、防音断熱材としては「メタルシート」を施工しています。シートの特殊発泡樹脂の断熱層が熱伝導を遮る仕組みになっているようです。

ボディータイプ標準(円)ワイド(円)スーパーロング(円)
ルーフ+ボディ側面176,000187,000198,000
エンジンフード部88,000110,000
合計264,000297,000308,000

まとめ、防音・断熱効果は?

エーモン静音計画のみの効果

 音の大きさ自体は変わらないが、高音が小さくなり、マイルドになる感じ。低速走行ではあまり効果は感じられなかったが、高速道路では効果は実感できる。

車両全体を施工した場合

今回のようにエンジンフード回り、ルーフ、リアクオーターパネル、バックドア、フロア、サイドドア等の全ての箇所を施工した場合でも、完全に騒音をなくすことはできませんが、明らかに音が小さくなることは実感できます。

施工後は車両が何かに包まれているような感覚です。また、ドアを閉める際の音も重厚感が出て、よいです。

暑さ、寒さについては特に、夏場の炎天下に駐車した際の熱のこもり方に違いが判ります。エンジン付近からの熱気の上がり方もかなり和らぐので、音の面、熱の面の両面で効果は実感できるでしょう。

今回、ご紹介しましたおススメの材料の組み合わせや、施工方法が皆様の快適なハイエースライフの一助になりますと幸いです☆彡

車中泊を快適に過ごすには??

車中泊を快適に過ごすには、車体の断熱以外にも、車中泊用のマット電源冷蔵庫ポータプルクーラーなどがあるとよいですね。

下記の車中泊専門店オンリースタイルは車中泊を快適にするグッズ&車中泊用電源の専門店ですので、車体の断熱以外のグッズはこちらもチェックしてみてくださいね。

特に電源不要のクーラーボックスの保冷能力は一般的な樹脂製クーラーボックスの約42倍!電源がなくても冷やしたい物を長い間保冷できるお勧めの商品です!!

車中泊専門店オンリースタイル

窓ガラスの断熱は?

なお、車のパーツの中で最も音や熱の透過性の大きな場所が窓ガラスになります。ほとんどの車が一枚のガラスで構成されていますので、冷気や太陽の直射日光の影響をモロに受けてしまいます。

窓ガラスの断熱につきましては、遮光カーテンブラインドシェードを利用するのがお勧めです。

中でも車種別専用設計!ブラインドシェードの生地はこだわりの5層構造、夏の暑い日差しも、冬の寒い寒気も、これ1枚で対策が可能に! 真夏の日差しをしっかり遮り、エアコンの効きを良くし耐熱効果がある他、防寒効果も実証済み! 寒い冬でも非常に高い保温性が認められています。

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車種別専用設計!ブラインドシェード

なお、自作で窓ガラスの断熱を行う際は、下記サイトにお勧めの方法が記載されていますのでこちらもチェックしてみてください。

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