【簡単DIY】自転車ブレーキの交換方法と必要な工具一覧

自転車のブレーキ交換 DIY活動
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

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本記事では、自転車のブレーキを自分で交換する方法やポイントについて詳しく解説します。初心者の方でも安心して取り組めるステップバイステップのガイドを通じて、安全で快適なサイクリングライフをサポートします。ぜひこの機会に、ブレーキ交換の基本をマスターしましょう。

みなさんこんにちは。ぱぱさくです。最近、自転車おじさんが続いていますね。自転車のメンテナンスにハマっているのでござんす。そんなわけで、今回も自転車関連のコンテンツをお送りいたします!

今回はVブレーキシューの交換です。簡単なようで簡単でないのが、このブレーキ交換です。ブレーキの交換自体は簡単そうですが、ちょとした交換のコツや、交換後の調整方法は知らないとかなり難しいです。

逆に知ってしまえば誰でもできる作業ですので、本コンテンツで交換方法を習得頂き、是非DIYで交換にチャレンジいただければと思います。

はじめに:自転車ブレーキ交換の重要性と目的

自転車は日常の移動手段や趣味のスポーツとして、多くの人に愛用されています。その中でも、安全に走行するために欠かせないのがブレーキです。適切なブレーキの性能は、急な危険回避やスムーズな停止を可能にし、あなたや周囲の安全を守る役割を果たします

しかし、長期間の使用や摩耗、劣化により、ブレーキの効きが悪くなったり、故障したりすることがあります。こうした状態を放置すると、思わぬ事故やトラブルにつながる危険性も高まります。そのため、定期的な点検と必要に応じたブレーキの交換は、自転車の安全性を維持するために非常に重要です。

本記事では、自転車のブレーキを自分で交換する方法やポイントについて詳しく解説します。初心者の方でも安心して取り組めるステップバイステップのガイドを通じて、安全で快適なサイクリングライフをサポートします。ぜひこの機会に、ブレーキ交換の基本をマスターしましょう。

自転車ブレーキの種類と特徴

自転車のブレーキにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や適した用途があります。ここでは代表的な3つのタイプについて詳しく解説します。

Vブレーキ

【特徴】

  • 代表的なリムブレーキの一つで、シンプルでコストパフォーマンスが高い
  • 強い制動力と良好なコントロール性を持つ
  • 取り付けや調整が比較的簡単で、メンテナンスもしやすい

【メリット】

  • 価格が安く、初心者でも扱いやすい
  • 軽量で自転車全体の重量にあまり影響しない

【デメリット】

  • 雨天時や泥濘な路面では制動力が低下しやすい
  • リムの摩耗が早くなることがある

キャリパーブレーキ

【特徴】

  • 主にロードバイクやクロスバイクに採用されるタイプ
  • 片側または両側にブレーキパッドがついており、リムに挟み込む形で制動

【メリット】

  • 軽量で空気抵抗が少なく、スピードを出しやすい
  • 取り付けや調整が比較的簡単

【デメリット】

  • 雨天や泥濘時の制動力がVブレーキより劣る場合がある
  • リムの摩耗やブレーキパッドの交換が必要

ディスクブレーキ

【特徴】

  • ホイールに取り付けられたディスク(ローター)にブレーキキャリパーが挟み込むタイプ
  • 油圧式と機械式の2種類がある

【メリット】

  • 高い制動力: 雨天や泥濘地でも制動力が落ちにくく、安全性が非常に高い
  • 長時間の下り坂や長距離走行でも安定した制動性能を発揮
  • 耐久性とメンテナンス性: ブレーキパッドの交換やディスクの清掃・調整が比較的容易
  • リムの摩耗がなく、ホイールの寿命を延ばすことができる
  • 多様な用途に対応: マウンテンバイク、ロードバイク、シクロクロスなど、多くのジャンルで採用されている
  • 油圧式と機械式の両タイプがあり、用途や予算に応じて選択可能

注意点とデメリット

・取り付けや調整には専門的な知識や工具が必要な場合がある

・油圧式は特にメンテナンスが複雑になることもある

・一部のモデルでは、ディスクやキャリパーの摩耗により定期的な交換が必要 

ブレーキ交換の時期

ブレーキの交換時期はブレーキシューの溝の残りが1mm程度になった場合と言われております。目安となる距離は乗り方にもよるので一概には言えませんが、私の経験上5000km程度であると感じています。

因みに1万km走行した際は、ブレーキシュー内の金属が露出してしまい、リムを傷つけてしまいましたので、あまり無理せず、早めに交換しましょう。

下の写真に私の交換前後のブレーキシューを載せておりますが、交換前のシューはやばいですね。。。溝は全くなく、金属が露出しています。やってもうた~

交換前後のブレーキシュー

交換前後のブレーキシュー

交換するブレーキシュー

今回、交換するブレーキシューは「アリゲーター」のロードバイク用70mmになります。ヨドバシカメラで600円程度です。

こちらは比較的安価に購入でき、耐久性も良いためオススメのブレーキシューになります。

アリゲーターの70mmブレーキシュー

アリゲーターの70mmブレーキシュー

ブレーキの交換に必要な工具

  • プラスドライバー
  • 六角レンチ

これだけです!

ブレーキ交換に必要な工具

ブレーキ交換に必要な

ブレーキシューの交換手順

ブレーキワイヤーを外す

ブレーキアーム部分にワイヤーがフックで掛かっていますので、アームを両側から挟むとフックが外れますので、ブレーキアームの両側をホイール側に挟んで、ワイヤーを緩めてフックを外します。

ブレーキワイヤーの取り外し

ブレーキワイヤーの取り外し

古いブレーキシューの取り外し

古いブレーキシューは六角レンチで取り外します。レンチで袋ナットを取り外した後は、ホイール側からブレーキシューを取り外します。

古いブレーキシューの取り外し

古いブレーキシューの取り外し

新しいブレーキシューの取り付け

新しいブレーキシューにはブレーキシュー本体以外に、形状の異なるワッシャーが付属しており、このワッシャーを自転車本体のシュー固定リンクに挟み込むように設置します。

  1. 袋ナット
  2. 3mmワッシャー
  3. Rワッシャー(外側)
  4. Rワッシャー(内側)
  5. 6mmワッシャー

ブレーキシューのパーツブレーキシューのパーツ

シュー固定リンクは「Rワッシャー」の間に入れるように固定します。ここでは一旦、袋ナットで仮止めします。

ブレーキシューの取り付け

ブレーキシューの取り付け

ブレーキシューの取り付け位置

新しいブレーキシューを仮止めしたら、取り付け位置を調整します。取り付け位置はブレーキシューとリムのクリアランスが2mm程度、タイヤとのクリアランスが1mm程度になる位置に固定します。

ブレーキシューの取り付け位置

ブレーキシューの取り付け位置

トゥーインの調整

シュー面とリム面はリムの回転方向に対して、シューの後方部分が前方部分よりも0.5mm程のクリアランスが広くなるように調整します(トゥーイン)。

トゥーインを調整したら袋ナットを本締めします。

ぱぱさく
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シューは回転方向に巻き込まれて水平になります。このため、このねじれを見越してトゥーインを設定します。

  • (X):リムの回転方向
  • (y):トゥーイン

トゥーインの設定方法トゥーインの設定方法

クリアランスの調整

リムとのクリアランスは2mm程度になるように調整します。調整方法はブレーキアーム部のビスによって調整します。一見すると何の関係もなさそうなこのビスの回転がポイントです。

ブレーキシューとリムとのクリアランス調整ビス

ブレーキシューとリムとのクリアランス調整ビス

ビスはブレーキアームに付属しているバネと連動しており、ビスを時計回りに回すと、ブレーキシューとリムとのクリアランスが広がり、反時計回りに回すとクリアランスが狭くなるので、ちょうどいいクリアランスになるよう調整しましょう。

ブレーキシューとリムとのクリアランス調整

調整が終わったら、タイヤを回してみて当たりがないか確認します。当たりがあり、スムーズにタイヤが動かない場合は再度調整します。

ブレーキの確認

ブレーキは自転車の安全機能の重要なパーツですので、動作確認は必ず行いましょう。動作確認の際は平らな場所で行い、ゆっくりと走らせた状態でブレーキに異常がないか確認します。

チェックポイント

  • ブレーキが作動するか
  • ネジに緩みが出ないか
  • 異音はしないか
  • タイヤの動きはスムーズか

自転車のブレーキ交換時の注意点とよくあるトラブル対策

ブレーキの交換は、自分で行うことも可能ですが、正しく行わないと安全性に影響を及ぼすことがあります。ここでは、交換時に注意すべきポイントと、よくあるトラブルの対策について解説します。

交換時の注意点

【適合するパーツを選ぶ】

自転車の種類や使用目的に合ったブレーキタイプとサイズを選びましょう n- 互換性のあるブランドやモデルを確認することが重要です。

【工具と作業環境】

必要な工具(六角レンチ、ドライバー、ケーブルカッターなど)を揃え、作業場所は平らで明るい場所を選びましょう

作業中にパーツを紛失しないよう注意してください。

【正しい取り付けと調整】

ブレーキパッドの位置や角度を適切に調整し、しっかりと固定します

ケーブルやホースの張りを適切に調整し、ブレーキレバーの引きしろも確認しましょう ブレーキの効き具合を事前にテストし、安全性を確保します。

よくあるトラブルと対策

【ブレーキの効きが悪い】

ケーブルやホースの張り不足、パッドの摩耗、または取り付け不良が原因です n- ケーブルの張りを調整し、パッドの位置を見直しましょう 。 必要に応じてパッドの交換やケーブルの交換を行います。

【ブレーキレバーの引きしろが大きい】

【原因】

・ケーブルの張り不足

・ケーブルやホースの摩耗・汚れ

・ブレーキキャリパーやパッドの動きが悪い

【対策】

・ケーブルの張りを適切に調整する

・ケーブルやホースを清掃し、潤滑剤を使用する

・キャリパーやパッドの動きをスムーズにするために点検・整備を行う

【ブレーキの鳴き音が出る】

【原因】

・パッドの摩耗や汚れ

・パッドとリムまたはディスクの角度や位置の不適切

・異物や汚れの付着ケーブルの張り不足や調整ミスが原因です

ブレーキシュー交換まとめ

今回はブレーキシューの交換方法について解説いたしました。交換が簡単そうで簡単でないのがこの作業です。難しいのはシューの取り付け位置と、クリアランスの調整になります。調整方法も知っていれば大して難しくはないのですが知らないと全くわかりませんよね。

サイクルショップで交換した場合の交換費用も500円程度ですが、自分で作業すればコスト削減にもなりますし、時間も15分程度で済みますので、是非ご自分でやってみて、サクッと済ませちゃいましょう~♪

交換するタイミングとしてはタイヤ交換などと一緒に行うのが良いかもしれませんね。タイヤ交換やタイヤの外し方については下記コンテンツにて掲載しておりますので、こちらも確認してみてくださいね。

自転車タイヤの外し方を徹底解説!自分で修理するための基本テクニック

自転車のタイヤ交換を自分でやる!初心者向け完全ガイド

それでは最後までご試読ありがとうございました。

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