「コスパ最強!お安くお手頃価格で手に入る防音室のおすすめと選び方」~防音の基礎から賃貸にも設置できる安い簡易型防音室や自作防音室を紹介~

自作防音室
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

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本記事では、予算に合わせた防音室の選び方やおすすめ商品をご紹介し、あなたの生活をより快適にするお手伝いをいたします。賃貸住宅にも設置できるお勧めの防音室もご紹介します。

皆さんこんにちは、ぱぱさくです。DIYの騒音対策については前回の下記コンテンツにて紹介させていただきました。そこでDIYの根本的な騒音対策には防音室の使用が最適であると考えましたので実際に製作した製作費4万円の自作防音室やどのような防音室が良いのか防音の基本も踏まえて解説します。

また賃貸にも使用でき、容易に調達できる安い、組立式の防音室を中心に大きさ、防音性能、組立、換気や賃貸への設置を一覧にして紹介いたします。

さて防音の基礎から実際にどんな防音室があり、どんな特性があるのか、安い防音室はあるのか、自作で防音室ができるのか、一番のオススメはどれなのか、見ていきましょう。

  1. はじめに:防音室の必要性とメリット
  2. 騒音について、許容できるレベルは?
    1. 【音の大きさ(dB)について】
    2. 【遮音性能とは】
    3. 【騒音レベルについて】
  3. 防音室を使う目的
  4. 予算別!お手頃価格の防音室の選び方
    1. 1. 10万円以下の予算の場合
    2. 2. 10万円〜20万円の予算の場合
    3. 3. 30万円以上の予算の場合
  5. コスパ重視のおすすめ防音室ブランドとモデル
  6. 安い低価格帯の防音室一覧
    1. ~既製品簡易組み立てタイプ~
      1. 宮地楽器 VERYQ VQシリーズ
      2. 宮地楽器 VERYQ HQP(VERY-Q Plus)シリーズ
      3. infist Design 簡易吸音ルーム Light Room
      4. 島村楽器otodasu II
    2. 段ボールタイプ
      1. ピアリビング おてがるーむ(ダンボール防音室)
      2. だんぼっち(ダンボール防音室)
      3. サイレントBOX音守(ダンボール防音室)
    3. パネルタイプ
      1. ワンタッチ防音壁
  7. 既製品ユニットタイプ
    1. YAMAHAアビテックス
      1. セフィーネNS
    2. KAWAIナサール
      1. ライトタイプ
    3. KAWAI わんだあルーム
      1. 防音性能
      2. ニオイ対策
      3. 衛生面、使い勝手
  8.  製作費4万円!安い!DIYで作る!自作防音室のアイデアと注意点
    1. DIY防音室のアイデア
    2. 注意点とポイント
    3. 防音室の設置場所
    4. 自作防音室の材料
      1. 吸音材
      2. 遮音材
      3. 構造躯体
  9. 購入前に確認すべき重要なポイント
  10. 予算内で満足できる防音室の選び方
    1.  1. 必要な防音レベルを明確にする
    2. 2. サイズと設置場所を事前に計測
    3.  3. シンプルな構造や基本モデルから始める
    4. 4. 付加価値や追加機能を見極める
    5.  5. 長期的なコストも考慮
  11. コスパ最強!お安くお手頃価格で手に入る防音室:まとめ
    1. 既製品ユニットタイプ
    2. 既製品の簡易組立タイプ
    3. 自作防音室

はじめに:防音室の必要性とメリット

現代の生活環境では、音に関するさまざまな課題が増えています。自宅での音楽練習や録音、仕事のための静かな空間を確保したい方、または近隣への騒音を気にせずに過ごしたい方にとって、防音室は非常に有効な解決策です。

防音室を導入することで、外部の騒音を遮断し、内部の音も漏れにくくなるため、快適な環境を作り出すことができます。これにより、趣味や仕事に集中できるだけでなく、近隣トラブルの防止にもつながります。

また、最近ではコストを抑えたお手頃な防音室も多く登場しており、手軽に導入できる選択肢が増えています。

騒音について、許容できるレベルは?

【音の大きさ(dB)について】

音の大きさを表す単位のことを、dB(デシベル)を表記します。数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。一般的に人は65dBで「うるさい!」と感じます。

【遮音性能とは】

遮音性能を表す日本工業規格(JIS)の単位Drが使われ、数字が大きくなればなるほど遮音性能が高くなります。

【騒音レベルについて】

騒音レベルを下記表に記載しましたが、やはり望ましいのは40~60dBではないでしょうか。また、音の性質から音源から2m離れる毎に6dB減音するので、音源から周囲に届く騒音レベルも予測できそうです。

なお騒音レベルについては10dB低下する毎に人間の耳では半減すると言われていますので、計測上10dB下げられるような環境が整うだけでも騒音に対する対策の一つになると考えられます。

デシベル(dB)騒音の程度日常の騒音リスク
110極めてうるさいヘリコプターの近く聴覚障害への影響
100極めてうるさい自動車のクラクション聴覚障害への影響
90極めてうるさい犬の鳴き声
80極めてうるさい地下鉄の通過時、ピアノの音
70うるさい掃除機、騒々しい街頭
60うるさい人の話し声
50普通エアコンの室外機日常生活に望ましい
40普通静かな住宅街の日中日常生活に望ましい
30静か深夜の住宅街

騒音レベル比較表

防音室を使う目的

防音室の使用目的としては昔からよく使われる用途は楽器の演奏や歌の練習などの簡易スタジオがありあますが、最近ではネット環境の発達からテレワークやSNS、ユーチューブ編集及びそのステーションとしての活用が期待されています。勿論DIY作業の騒音対策としても有効です。

予算別!お手頃価格の防音室の選び方

防音室を導入したいけれど、予算が気になる方も多いのではないでしょうか。実は、予算に応じて選べるお手頃な防音室も数多く存在します。ここでは、予算別におすすめの選び方をご紹介します。

1. 10万円以下の予算の場合

この価格帯では、既製品の段ボールタイプ小型防音ブースDIYキットがおすすめです。簡易的な防音効果を求める場合や、趣味の音楽練習程度なら十分です。素材や構造はシンプルなものが多いため、設置も比較的簡単です。ただし、防音性能は高くない場合もあるため、用途に合わせて選びましょう。

2. 10万円〜20万円の予算の場合

この範囲では、少し大きめの防音室や、組み立て式のキットタイプが選べます。音楽練習や録音、仕事用の静かな空間としても十分な性能を持つ商品が増えています。素材や断熱性にこだわったモデルもあり、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

3. 30万円以上の予算の場合

この価格帯では、より高い防音性能と快適性を兼ね備えた防音室が手に入ります。組み立て式だけでなく、既成品のパネルタイプやカスタマイズ可能なモデルもあります。長期的に使うことを考えると、耐久性やメンテナンス性も重視しましょう。

予算に応じて選ぶポイントは、必要な防音レベルと設置スペース、用途に合わせて最適なモデルを選ぶことです。安価な防音室でも工夫次第で十分な効果を発揮できます。

コスパ重視のおすすめ防音室ブランドとモデル

防音室の種類もいくつかありますが、大きくは下記の3つと専門業者による施工になるかと思います。今回は下記の3つについて説明させていただき、それぞれの目的にあった防音室を選択できればと思います。

この中で20万円以下のコスパに優れた防音室は②の簡易組み立てタイプになります。

既製品のユニットタイプ:40万円以上

既製品簡易組立タイプ←低価格帯:40万円以下

自作防音室:10万円以下

安い低価格帯の防音室一覧

~既製品簡易組み立てタイプ~

安い低価格帯の防音室もいくつかありますが、今回は5種類紹介させていただきます。安いタイプですので何れも自分での組み立て分解が可能で、業者さんによる施工が不要です。

自宅に手軽に防音室をコンセプトに、自分で組み立てる簡易防音室です。
本格的な防音室では「コストがかかる」「重量が重くて部屋に設置できない」といった悩みを解消します。

更にお値段もユニットタイプに比べお安くなっているので賃貸でもお手軽に防音室を利用できそうです。

宮地楽器 VERYQ VQシリーズ

固定設置型の防音室の約半分のコストで、手軽に防音・吸音環境を実現

・様々な用途にローコストで幅広く対応

・サイズは0.5畳

・参考価格:156200円

先ずは楽器屋さんの防音室で宮地楽器さんから販売されているVERYQです。こちらの最大の特徴は工具を使用しなくても専用マジックテープで簡単に組み立設置ができることです。

ベリークシリーズでは「オフィス内に手軽に簡易防音室を設けたい」「会議室の壁の音漏れを低予算んで何とかしたい」などのオフィスユースはもちろん、「防音室は高くて手が出ない」などのホームユースまで対応できます。

VERY-Q/HQ910 Vocal Booth Set【吸音】【アイボリー】

宮地楽器 VERYQ HQP(VERY-Q Plus)シリーズ

・簡易防音室VERY-Q(ベリーク)に利便性と防音効果をプラス

・パネル自体の気密性を向上させ壁用パネルを2面パネルからシングルパネルに改良

従来のVERY-Qより音漏れが軽減し遮音性が向上し、従来のVERY-Qに比べ、1kHzあたり5dBの遮音性向上が期待でき

・扉用のパネルに金具の取っ手が付属。VERY-Qのマジックテープ式とは違い、安定感があり、扉の開閉がスムーズ。

・VERY-Qにはない音漏れを軽減するための扉部分を覆うのが扉回りテープが付属

・防音効果はDr30

・サイズは0.5畳(参考価格385000円)及び1畳の2種類

簡易防音室 VERY-Q Plus/ベリークプラス HQPP960 Boothset 0.5畳 【アイボリー】
VERY-Q/VERY-Q Plus Gaming Booth【VQPP1330-GB】【メーカー直送】
サイズ(外寸)HQ910(約0.5畳):高さ2030×幅910×奥行910mm(壁厚50mm)HQP960(約0.5畳):高さ2030×幅960×奥行960mm(壁厚50mm)VQP1870(約1畳):高さ2030×幅1870×奥行960mm(壁厚50mm)
サイズ(内寸)HQ910(約0.5畳):高さ1930×幅810×奥行810mmHQP960(約0.5畳):高さ2030×幅910×奥行910mmVQP1870(約1畳):高さ1930×幅1770×奥行860mm
重量HQ970:ーHQP960:72kgVQP1870:84kg
値段HQ910:158000円HQP960:385000円VQP1870:459800円
防音性能Dr25
組立マジックテープを使い短時間で簡単に設置、撤収
換気換気口なし(定期的な換気必要)
付属品
アイボリー、グレー
素材
賃貸への設置

infist Design 簡易吸音ルーム Light Room

・吸音タイプのテントで楽器演奏による音の反響と外部への音漏れ防止に適している

・部屋に設置しても圧迫感の出ないテント型

・組立もチャックで簡易

・防音性能はDr-15と小さいがお値段も手頃なため本格的な防音ではなく、手軽に吸音して音漏れを軽減するには最適

お値段はSタイプ(0.64畳)で約12万円Lタイプ(0.83畳)で約14万円LLタイプで約17万円と安くお手ごろではないでしょか。また、防音性能を高めたい方にはテント窓をなくしたライトルームプラスも用意されています。

infistDesign ライトルーム Sサイズ 簡易吸音ルーム 遮音 吸音 防音室 工事不要 インフィストデザイン LRM-001S【送料込み】 infistDesign ライトルーム Lサイズ 簡易吸音ルーム 遮音 吸音 防音室 工事不要 インフィストデザイン LRM-002L【送料込み】 infistDesign ライトルーム LLサイズ 簡易吸音ルーム 遮音 吸音 防音室 工事不要 インフィストデザイン LRM-003LL【送料込み】

島村楽器otodasu II

国内最軽量で、工具不要で自分で組み立てられる組み立て式簡易防音室

高い防音性能と手軽な価格を両立した圧倒的なコストパフォーマンスを誇る新型防音ルーム

・完全に騒音をシャットアウトできないが、防音性能を持つ特殊なボードを壁面に採用

・新型吸音材のOTODASU MAGICⅡを貼り付けることで平均約-25dBまで音を減少

組立は工具一切不要で、壁や天井のパーツ組み合わせることで女性でも簡単に組み立て可

室内の高さはは190cmであり、大人でも立った状態での活用が可能

重量は30kgであり、移動や組立が簡易なことから賃貸でも安心して使用できる

サイズは12×12モデル 幅・奥行を100mm拡大した場合、外寸W1,340mm×D1,340mm×H1,917mm/内寸W1,200mm×D1,200mm×H1,900mm、価格はサイトによっても異なりますが148000円になり、防音室の中では安いです。

組み立て型簡易防音室 S-OTODASU II LIGHT 11×12D 【オトダス】【工具不要・簡単組み立て】【送料込み】
サイズ(外寸)W1,340mm×D1,340mm×H1,917mm
サイズ(内寸)W1,200mm×D1,200mm×H1,900mm
重量30kg
値段148000円
防音性能Dr25
組立工具不要組立約1時間
換気回転式天井による換気
付属品
素材
賃貸への設置
OTODASU(オトダス)Ⅱ|99,900円の格安防音ルーム
99,900円で買える格安防音室"OTODASU(オトダス)"は、自宅での音楽の練習やゲーム実況、リモートワークなどで使える防音室です。最安クラスの価格で高い性能を実現しました。

段ボールタイプ

ピアリビング おてがるーむ(ダンボール防音室)

・硬質段ボールを使ったダンボール素材の防音室

・外側の仕上がりは、光沢感のある仕上がりで、カラーはビターブラウンとアンティークホワイトの2色展開で、お部屋の雰囲気に合わせて選べる。

・設置時間はたったの30分ー1時間程度!
・防音効果を高めるために、部材一つ一つに重量がありますが、女性でも比較的簡単に組み立てらる

・一切工事音はしないので、近隣の方に迷惑をかけずに組み立てが出来る。

防音効果はメーカー調査で平均で15dB程度軽減、500Hzの場合、27db軽減。

・付属品として、換気扇、LEDライト、テーブルも付属し、利便性高し。

サイズは横幅915mm×高さ1940mm×奥行き1210mm(内側:横幅815mm×高さ1880mm×奥行き1110mm)、表層素材は硬質段ボール、パネル内部素材は不織布+フェノール樹脂系吸音材+遮音シート、重量は約50kg/枚、価格は230000円になり安いです。

サイズ(外寸)約0.9畳 横幅915mm×高さ1940mm×奥行き1210mm
サイズ(内寸)約0.9畳 横幅815mm×高さ1880mm×奥行き1110mm
重量50kg
値段230000円
防音性能Dr15(500Hzの場合Dr27)
組立30分~1時間
換気換気扇による換気
付属品換気扇、LEDライト、テーブル
ビターブラウン、アンティークホワイト
素材表層素材は硬質段ボール、パネル内部素材は不織布+フェノール樹脂系吸音材+遮音シート
賃貸への設置

だんぼっち(ダンボール防音室)

・サイズ別のラインナップで4種類

・部屋に置いても邪魔にならず、中にいても窮屈に感じないちょうど良いサイズ感

・軽量のため工具を使わずに組立ができ、不要な時は分解して収納できる

・最大のメリットはなんといってもお値段が安い

・何れのタイプも別売りの吸音材を室内に設置することで遮音効果を高めることができる

遮音性能は壁から1m離れた位置で30dB減衰

簡易防音室の最後は「だんぼっち」です。だんぼっち。。わかりやすいですよね。一目で何の素材で出来ている防音室なのか想像できますね。そう、ダンボール製の防音室になります。

そして、最大のメリットはなんといってもお値段が安い!参考価格ですが一番小さいもので税込¥89980、トールタイプが税込¥108500、ワイドタイプが税込¥120980、一番大きなグランデタイプで税込¥137480となっています。

え~、ダンボールなのに高い~!たかがダンボールでしょう~??(ダンボール馬鹿にしすぎ~)なんて思われる方も多いかもしれませんが、ダンボール自体は元々耐久性が低いため長期使用が難しくなっていましたが研究改良され、耐久性の高いダンボールに改良されていたり、その利便性や他の防音室との価格差を考えれば、それ程高いものでもないかと思います。

サイズ(外寸)ノーマル:W80 cm×D110 cm×H164 cm ※換気口含むトール:W80 cm×D110 cm×H210 cm ※換気口含むワイド:W110cm×D110cm×H164cm ※換気口含むグランデ:W110 cm×D110 cm×H210 cm ※換気口含む
サイズ(内寸)ノーマル:W74 cm×D104 cm×H148 cmトール:W74cm×D104cm×H192cmワイド:W104cm×D104cm×H148cmグランデ:W104 cm×D104 cm×H192 cm
重量ノーマル:約26kgトール:約30kgワイド:約30kgグランデ:約36kg
値段ノーマル:89980円トール:108500円ワイド:120980円グランデ:137480円
防音性能Dr30(壁から1m離れた位置)
組立工具不要で組立
換気換気口による換気(オプションで換気ファンユニット)
付属品オプションで換気ファンユニット、床補強材、だんぼっち専用吸音材あり
ビターブラウン、アンティークホワイト
素材ハニカムダンボール
賃貸への設置

サイレントBOX音守(ダンボール防音室)

ダンボール素材の組み立て式の簡易型防音室

・厚みのあるダンボール素材に吸音材を挟み込んで吸音、消音性能を高めた日本製の防音室

色の選択肢が豊富で「モノグラム」、「マーブル」、「アースウォール」、「コンポジット」、「ウォールナト」、「チーク」の6種類から選べる

組立時間は約40分と短時間での組立が可能

・防音効果はDr20

・標準で、換気ファン、LEDライト、テーブルは付属

サイズ(外寸)高さ:1,940mm(ファン含め2,015mm)幅 :915mm奥行:1,210mm重量:32.6kg
サイズ(内寸)高さ:1,880mm幅 :815mm奥行:1,110mm※付属テーブル耐荷重:20kg以下
重量32.6kg
価格198000円
防音性能Dr20(検体から2m位置で測定)
組立40分
換気換気ファンによる換気
付属品換気ファン、LEDライト、テーブル
「モノグラム」、「マーブル」、「アースウォール」、「コンポジット」、「ウォールナト」、「チーク」の6種類
素材ダンボール+吸音材

パネルタイプ

パネルタイプはパネルを壁に貼ることで部屋自体に防音効果を付与する形式になります。防音室を設置しないため、簡易なDIYで防音効果を得ることができるお手軽タイプです。

パネルの色もバリエーションがあり、部屋の内装に合わせることができます。

取り外しも容易のため賃貸での活用に最適です。隣との境界壁に貼ればOKです。

ワンタッチ防音壁

・防音工事はできないけどDIYで最大限の防音効果を得たい方におススメ

・防音性能は最大10dB

・高密度グラスウールと遮音材を組み合わせた防音構造

・部屋のサイズに事前にカットしてお届けできる

・壁を傷つけないため賃貸でもOK

・2人で最短5分で設置可能

・突っ張り棒、両面テープのいずれかで設置可能

防音パネル 防音 壁 吸音材 防音シート 遮音シート 賃貸 ピアノ 楽器 貼る テレビ オーディオ 防音ボード 部屋 防音室 ワンタッチ防音壁セット プロ 部材:ラブリコ 幅50-900mm 高さ1401-1800mm

既製品ユニットタイプ

こちらは主に音楽メーカーさんから販売されているものでKAWAI楽器さんやYAMAHA楽器さんから出ています。YAMAHAさんからはアビテックスが販売され、KAWAIさんからはナサールが販売されています。

本コンテンツの本題である「お安い防音室」の本題からは外れますが、一応ご紹介させていただきます~!

一般的防音室は音を封じ込める性質上、部屋の中で音が反射してしまい不快な響きとなってしまいますが、音楽メーカーさんの防音室は流石です。調音パネルをはじめとした音響調整部材が使用されているため、音楽の音が自然で綺麗な状態で聞こえるよう設計されています(DIYお父さんにはもったいない話です)。

お値段は40万円~100万円程度で流石に本格派は高いですが、防音性能もDr35及び40の設計で一流です。また、室内にエアコンを取り付けられるタイプもあり快適な防音生活がエンジョイできますよ。

YAMAHAアビテックス

YAMAHAさんのアビテックスはユニットタイプのセフィーネであれば0.8~4.5畳、お値段は流石、58~227万円(税抜き)。ただし、別途運送費用途組立費用がかかります。遮音性能はDr35及び40の設計になります。なお、エアコンが取り付けられるタイプは1.2畳タイプになりますので、0.8畳タイプを選ぶ際は注意が必要です。

リンク

セフィーネNS

サイズ(外寸)0.8畳タイプ:幅1002mm、奥行1443mm、高さ2069mm1.2畳タイプ:幅1443mm、奥行1443mm、高さ2269mm1.5畳タイプ:幅1443mm、奥行1884mm、高さ2269mm
サイズ(内寸)0.8畳タイプ:幅884mm、奥行1325mm 、高さ1923mm1.2畳タイプ:幅1325mm、奥行1325mm、高さ2164mm1.5畳タイプ:幅1325mm、奥行1766mm、高さ2164mm
重量0.8畳タイプ:292kg、1.2畳タイプ:352kg、1.5畳タイプ:508kg
値段0.8畳タイプ:638000円(別途運送費+組立費)1.2畳タイプ:826000円1.5畳タイプ:1430000円
防音性能Dr35, Dr40
組立業者組立
換気換気扇 有効換気量=23㎥/h
付属品電気配線一式、照明用ローゼット、2口コンセント(1ヶ所)、照明用スイッチ
素材<床>底床+遮音床パネル、防炎カーペット(グレー系)<壁>遮音壁パネル:W880,W439、59t(mm)、内外装仕上げ:オレフィンシート (ホワイト系)、コーナー保護カバー:ABS樹脂押出材(ホワイト系)<天井>遮音天井パネル:W880,W439、59t(mm)、内外装仕上げ: オレフィンシート(ホワイト系)、火災報知器用通線穴付
賃貸への設置アパート・マンション設置可能

KAWAIナサール

KAWAIさんのナサールはユニットタイプとオーダータイプがありますが、本コンテンツではユニットタイプをご紹介します。ユニットタイプはライトタイプ、スタンダードタイプ、カスタムタイプ、高遮音タイプの4種類からなり、ライトでは0.8畳~1.7畳お値段は45万円(税抜き)~。遮音性能はDr30、35、45となります。

う~ん、何れも高性能で羨ましい設備ですが、ちょっと贅沢すぎでDIYしようとするにはもったいなさすぎですね。

ライトタイプ

サイズ(外寸)0.8畳:1010×1392×2092(高さ)、1.2畳:1392×1392×2092(高さ)、1.5畳:1392×1832×2110(高さ)、1.7畳:1832×1612×2110(高さ)
サイズ(内寸)0.8畳:880×1260×1969(高さ)、1.2畳:1262×1262×1969(高さ)、1.5畳:1262×1702×1969(高さ)、1.7畳:1702×1482×1969(高さ)
重量0.8畳:305kg、1.2畳:370kg、1.5畳:460kg、1.7畳:520kg
値段0.8畳:495000円~、1.2畳:572000円~、1.5畳:660000円~、1.7畳:7700000円~(別途運送費+組立費)
防音性能Dr35, Dr40
組立パネル工法業者組立1日
換気換気扇(1.5畳から)/熱交換型壁掛け換気扇
付属品換気扇(1.5畳から)/熱交換型壁掛け換気扇スイッチ/照明用、換気扇用(防音フードつき)コンセント/100V 2口×1LEDライトはオプション
素材
賃貸への設置

KAWAI わんだあルーム

あと、KAWAIさんからは犬用の「わんだあルーム」というペット用室内防音室もあります。愛犬の鳴き声は大変に大きく、近隣騒音苦情の主要発生源の一つになっており、本製品を設置することにより、特に静穏を要する地域の夜間の環境基準値(40dB)をクリヤーすることが可能です。ちなみにお値段は20万円程。すごい時代になりました。。。

防音性能

本製品は、遮音に有利な「独立二重構造」を採用し、余裕を持って遮音性能30dBをクリヤーしています。95dBという特に大きな鳴き声も、「ワンだぁルーム」のドアを閉めると65dBと人の話し声程度の大きさに聞こえ、建物自体でさらに防音されるため、屋外ではおよそ40dBにまで軽減可能です。

ニオイ対策

室内には酸化チタンをコーティングし、この酸化チタンに太陽光や蛍光灯などの紫外線を含んだ光があたると光触媒作用により壁に付着したニオイや雑菌を分解します。ちなみに酸化チタンは化粧品にも使われる極めて安全性が高い物質なので安心です。

衛生面、使い勝手

外装および内装には、硬質化粧板を使用し、汚れも簡単に水拭で落とせます。 また取り外し可能なキャスターが付いて、移動にも優れていますよ。

 製作費4万円!安い!DIYで作る!自作防音室のアイデアと注意点

自分の手で防音室を作ることは、コストを抑えながら理想の空間を実現できる魅力的な方法です。DIY防音室は、趣味や趣向に合わせてカスタマイズできる点も大きな魅力です。ただし、効果的な防音を実現するためには、いくつかのポイントと注意点を押さえる必要があります。

DIY防音室のアイデア

既存の家具や収納ケースを活用:大きめの収納ケースやキャビネットを防音室として利用し、吸音材や防音パネルを追加します。

 パーティションや仕切りを利用:軽量のパーティションや折りたたみ式の仕切りを組み合わせて、簡易的な防音空間を作る方法です。

自作の壁・天井パネル:吸音材や防音シートを貼った木枠やパネルを作り、部屋の一角に設置します。これにより、コストを抑えつつ防音効果を高められます。

注意点とポイント

 防音性能の確保:空気伝播音だけでなく、振動や共鳴も考慮し、二重構造や吸音材の適切な配置を行うことが重要です。

換気と空気循環:密閉状態になりやすいため、換気扇や通気口を設置し、空気の流れを確保しましょう。

 振動対策:床や壁に振動吸収マットや防振ゴムを敷くことで、外部への振動伝播を抑えられます。n最後はやはりDIYで作るのが一番安く、おすすめです。既製品であれば上記のようにある程度の金額を払えば調達できますが、DIYの工作室として使用する場合はある程度の広さが必要になるため、それなりのサイズのもになってしまします。必然的にお値段も上がってしまいますよね。

DIYで製作する、メリットとしてはやはり自由度の高い設計ができることや、安く入手できることが挙げられます。デメリットとしては材料や施工方法の知識、必要最低限の工具を用意しなければならないところです。

防音室を自作するポイントを紹介しますね。また、私自身が実際に防音室を自作した詳細を下記コンテンツにてご紹介しております。素人が製作する際に苦労した点や、自作の防音効果も記載しており、これから初めて防音室を自作する方のご参考になりますと幸いです。詳しくはこちらを参照くださいませ。

防音室の設置場所

防音室の設置場所は設置場所によって防音効果が変わるため、効率よく防音効果を発揮するための場所選びがポイントです。

また、防音室を自作する際は必ず防音壁が必要となりますが、防音室の設置場所によっては防音壁を省略できるため、部屋の構造を上手く使って設計すると安く、防音効果の高い防音室を自作することが可能です。

部屋や建物の構造を活用するのであればクローゼットや屋根裏、倉庫等に設置し、これらの構造体を利用するのが効率的です。

私が自作した防音室の場所は倉庫内に設置して、防音壁の数を上手く削減し、防音効果を向上させることに成功しました。詳しくは下記コンテンツにて記載しておりますので、チェックして見てください。

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その1~防音室の設置場所~

自作防音室の材料

防音室の構造は主に壁を構成する木材、音を吸収させる吸音材、音を遮る遮音材の3っつになります。防音室を構成する材料には各社から色々な素材が販売されておりますので、それぞれの特性を考慮して好みの材料を選べば良いですが、安く高性能な材料と作業性を考慮しての選択がポイントなります。

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その2~材料の選定編~

吸音材

遮音材

構造躯体

できれば、石膏ボードや合板を使った方が防音効果が高くなりますが、より簡易に軽量化させたい場合はダンボールやプラ段でもOKです。

大建工業【防音パネル18シナN WB0206 2枚入】DAIKEN ダイケン 価格25900円
遮音パネル10 2枚 3.31平米 メーカー直送 GB01011-S ダイケン 大建工業 19580円
遮音パネル12.5 2枚 3.31平米 メーカー直送 GB0104 ダイケン 大建工業 14630円

防音室の全体像につきましては①防音壁、②防音扉、③防音扉フレーム、③防音天井、④サイレンサー、⑤集塵機排気システム(工作室用、DIY用)になります。これらを設置場所に合わせてうまく組み合わせて、防音効果が最も発揮できるように設計する必要があります。

また、騒音対策のための防音室の製作ですが、その防音室を製作するために騒音が出てしまうところも悩みどころです。こんな時は、ご近所さんに防音室施工前に「防音室が完成したら騒音が出ないようになるので、今しばらくご辛抱ください~」とお伝えしてバリバリと製作した方が懸命かもしれませんね。私は正々堂々とこの作戦でいかせていただきます!

DIYお父さんとしては防音室製作も楽しみの一つになりますので、これはこれで良さそうです。風雨からの防水塗装なんかもわが子と一緒に施工できれば楽しいDIYの時間になりそうで楽しみになります。

購入前に確認すべき重要なポイント

防音室を選ぶ際には、予算だけでなくさまざまな要素をしっかりと確認することが、満足のいく買い物につながります。以下のポイントを押さえて、あなたに最適な防音室を選びましょう。

1. 防音性能のレベル
自分の用途に合った防音性能を確認しましょう。音楽練習や録音、会話の遮音など、目的に応じて必要な遮音等級や防音効果をチェックしてください。

2. 設置スペースとサイズ
設置場所の広さや天井高を測定し、実際に置けるサイズを確認しましょう。狭すぎると使い勝手が悪くなるため、余裕を持ったサイズ選びが重要です。

3. 組み立てや設置の容易さ
自分で組み立てる場合は、説明書や付属品の充実度、必要な工具についても確認しましょう。専門業者に依頼する場合は、施工費用や工期も考慮してください。

4. 換気・通気性
密閉状態になりやすいため、換気扇や通気口の有無、空気循環の仕組みについても確認しましょう。長時間使用する場合は特に重要です。

5. 価格とコストパフォーマンス
価格だけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮し、長期的に見てコスパの良い商品を選びましょう。

6. 追加機能やカスタマイズ性
照明や電源、吸音材の追加など、自分のニーズに合わせてカスタマイズできるかもポイントです。

これらのポイントをしっかりと確認し、自分の用途や予算に最適な防音室を選ぶことが大事です。

予算内で満足できる防音室の選び方

コストパフォーマンスに優れた防音室を選ぶためには、予算内で最大の効果を得られるポイントを押さえることが重要です。以下のポイントを参考に、自分の用途や環境に最適な防音室を見つけましょう。

 1. 必要な防音レベルを明確にする

 自分が求める防音効果をはっきりさせることで、過剰な投資を避け、コストを抑えることができます。音楽練習や録音、会話の遮音など、用途に応じた性能を選びましょう。 

2. サイズと設置場所を事前に計測

 置きたい場所のスペースを正確に測定し、それに合ったサイズを選ぶことで、無駄な出費を防ぎます。狭すぎず、快適に使えるサイズを選びましょう。

 3. シンプルな構造や基本モデルから始める

 高機能なモデルは高価になりがちです。まずは基本的なモデルやDIYキットから始めて、必要に応じてカスタマイズやアップグレードを検討するのも賢い選択です。 

4. 付加価値や追加機能を見極める

 照明や換気、電源などの追加機能は便利ですが、必要最低限に絞ることでコストを抑えられます。自分の優先順位を明確にしましょう。

 5. 長期的なコストも考慮

 購入後のメンテナンスや耐久性も視野に入れ、長く使える耐久性のある商品を選ぶことで、結果的にコスパが良くなります。 これらのポイントを押さえ、自分の目的とする防音室を手に入れましょう。

コスパ最強!お安くお手頃価格で手に入る防音室:まとめ

今回は防音室の基礎についてご紹介させていただきましたが防音室もそれぞれのタイプがありますので下記に簡単にまとめますね。この中でお手軽にお安く購入できる防音室簡易組み立てタイプになり、持ち運びも比較的簡単ですので、賃貸住宅にもおすすめです。

既製品ユニットタイプ

既製品のユニットタイプは防音効果はDr40程度あり、それなりに広い空間を確保できる反面、価格面では100万円以上になることもあり、格安で調達することは無理そうですね。ピアノなどの大型楽器を使う際や、戸建て住宅の中に設置するのであればこのタイプがおすすめです。

既製品の簡易組立タイプ

既製品でできるだけ安く調達するには簡易型、組み立て式のものが良さそうです。素材もダンボール製のものなど重量も比較的軽く、組み立て式なので一人での組み立て作業も可能で、持ち運びも可能なため、賃貸住宅での使用は、既製品の簡易組立タイプがおすすめですね。

防音効果はDr15~25程度ですが、人間の聴覚では半減~1/4程度に抑制することはできそうです。

値段も10~40万円程度ですので、防音効果はそこまで求めないが、できるだけ安く防音室を入手したい方にもおすすめです。

自作防音室

DIYでの製作は最も格安で、高性能な防音室を入手できる方法になりますが、材料や施工方法の知識、必要最低限の工具を用意しなければならないところが難点です。ただ、DIYが好きで、自由度の高い防音室を入手したい方は、DIYでの調達がおすすめです。私の設計では4万円で製作できると考えています。

私の場合、予算4万円として考えますとやはりDIYしか選択肢がなさそうです。人里離れた場所に工房を構えることも考えましたが、これはこれで巨大な費用がかかりますのでDIYお父さんとしては現実的でないですよね。自宅敷地の一角に自分好みのカスタマイズされた防音構造の工房が構えられたら夢膨らみます。

防音室素材の選定や、施工がうまくできれば簡易型の防音室以上の遮音性能は発揮できると考えられますので、気合を入れて設計、施工していきたいと思います。

次回は実際のDIYでの防音室施工やポイントについてコンテンツを配信して参りたいと思います。

最後までご試読ありがとうございました。

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