【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その1~防音室の設置場所~

自作防音室
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

ぱぱさくをフォローする

このブログでは、自作防音室の設置場所を選ぶ際のポイントや注意点について詳しく解説します。初心者の方でもわかりやすく、実際に役立つ情報を提供することを目的としています。理想的な設置場所を見つけて、快適で効果的な防音空間を実現しましょう。

みなさんこんにちは、ぱぱさくです。いや~ついに始まりますよ。防音室の自作。なんせ初めての試みなのでどうなるか心配ですが、とにかく出来ることをやっていきます。どんな設計にするのか、どこに設置するのか、どんな素材で構成するのか、計画しないといけないですよね。楽しみです♪

はじめに

防音室を自作する際に最も重要なポイントのひとつが、設置場所の選定です。適切な場所を選ぶことで、防音効果を最大限に引き出し、快適な音響空間を作ることができます。一方で、設置場所を誤ると、音漏れや振動の問題、生活の妨げになるなど、さまざまなトラブルの原因となることもあります。

そんなわけで今回は防音室を製作する計画のうち防音室の設置場所について解説したいと思います。さあ、いざ計画だ~と思ったのですが、木工作業の腕前は子供用の「おままごとキッチン」や簡単な「棚」を製作した程度で。。

工具も「ジグソー」、「電動ドリル」くらいしかありませんので、ものすご~い不安にかられ、なかなか重い腰が持ち上がらない時もありました。が、夢のDIYライフに向けて気持ちを振り絞って動き出しました。決心したからにはとにかくやるしかありませんよね。実行だ、実行~。

防音室の設置場所を選ぶ前に考えるべきこと

1. 使用目的と必要な静音性

まず最初に考えるべきは、防音室の具体的な使用目的です。

音楽練習やレコーディング、趣味の作業、または静かな読書や作業スペースとして使いたいのかによって、求められる静音性や防音性能は異なります。

例えば、楽器の演奏や録音を行う場合は、より高い防音性能が必要となるため、設置場所や構造に工夫が必要です。目的に応じて必要な静音レベルを明確にし、それに合った設置場所を選びましょう

2. 生活スタイルや家族構成の考慮点

次に、自分や家族の生活スタイルを考慮しましょう。

例えば、夜間に練習や作業を行いたい場合は、周囲の迷惑にならない静かな場所を選ぶことが重要です。

また、家族がいる場合は、音漏れや振動が気にならない場所を選ぶことで、トラブルを避けることができます。さらに、子供や高齢者のいる家庭では、騒音や振動による影響を最小限に抑える工夫も必要です。

3. 予算と施工スペースの確保

最後に、予算と施工スペースについても考えましょう。

自作防音室の費用は、設置場所や構造、使用する材料によって大きく変動します。予算内で最適な場所を選ぶために、事前に必要なスペースや施工のしやすさも確認しておくことが大切です。スペースが狭すぎると、十分な防音性能や快適性を確保できない場合もあります。設置場所の広さやアクセスのしやすさも大事です。

 理想的な設置場所の条件

1. 音漏れを最小限に抑える場所

防音室の効果を最大限に発揮するためには、音漏れを防ぐことが最も重要です。

理想的な場所は、外部に音が漏れにくく、逆に外からの騒音も入りにくい場所です。

壁や床、天井の遮音性が高い場所を選び、隣接する部屋や廊下、外壁から距離がある場所が望ましいです。特に、壁や床の構造に工夫を施すことで、音漏れを効果的に抑えることができます

2. 振動や騒音の影響を受けにくい場所

振動や騒音の影響を受けにくい場所も、理想的な設置場所の条件です。例えば、地震や振動の少ない場所や、外部の騒音が少ない静かな場所を選ぶと、音響環境の安定性が向上します。

地下室やガレージの一角などは、振動や騒音の影響を受けにくく、防音効果も高めやすいです。

3. 通気・換気の確保

防音室は密閉性が高いため、適切な換気や通気を確保することも重要です。

長時間の使用や音響機器の発熱に対応できるよう、換気扇や通気口を設置できる場所を選びましょう。ただし、換気口からの音漏れを防ぐ工夫も必要です。静かで換気がしやすい場所を選ぶことで、快適な環境を維持しつつ、防音性能も確保できます。

このような条件を満たす場所を選ぶことで、自作防音室の効果を最大限に引き出し、長く快適に使用できる自作の防音室に仕上がります。

避けるべき防音室の設置場所とその理由

1. 隣家や近隣住民の迷惑になりやすい場所

防音室を設置する際には、音漏れや振動が隣接する住居や近隣住民に迷惑をかける可能性のある場所は避けるべきです。特に、壁や床が薄い場所や、隣家との距離が近い場所では、十分な防音対策を施しても音漏れのリスクが高まります。近隣トラブルを避けるためにも、静かで音漏れの少ない場所を選ぶことが重要です。

2. 換気や湿気管理が難しい場所

湿気や換気の管理が難しい場所は、防音室の長期的な使用に支障をきたす恐れがあります。例えば、湿気がこもりやすい地下室や換気が十分にできない場所は、カビや腐敗の原因となり、健康や設備の劣化につながる可能性があります。適切な換気や湿気対策が難しい場所は避けるべきです。

3. 直射日光や湿気の多い場所

直射日光が当たる場所や湿気の多い場所も避ける必要があります。直射日光は内装や機材の劣化を早め、湿気は防音材や構造の腐食やカビの発生を促進します。特に、屋外や南向きの場所は、温度や湿度の変動が激しく、長期的に見て劣化やトラブルの原因となるため、設置には適していません。

これらの場所は、防音効果だけでなく、長期的なメンテナンスや快適性の面でも問題が生じやすいため、避けることをおすすめします。

実例紹介:成功した設置場所の事例

先ずはどこに設置するかですよね。私の場合はDIY作業用防音室になりますので、自宅の敷地の設置場所候補としては屋外への設置が前提となります。①ガレージ内、②庭先、③家の裏、④倉庫内が挙げられました。

今回はDIY作業用なので室内は粉塵等を考えると避けたほうが良さそうです。音楽用や簡易スタジオとしての利用でしたら室内の方が良いです。

設置場所①ガレージ内

先ず①ガレージ内ですが、設置するメリットとしては屋根(カーポート)がついていますので雨が防げます。防音室を防水加工するのは大変なのでガレージに元々設置されている屋根を活用できるのは大きですね。

ただ、ガレージに置いてしまうと当然ながら駐車スペースが狭くなるのと、見た目的にも良くないです。自作ですのでそれ程、お洒落な防音室に仕上げられる自信がありませんので。。

恐らく見た目は掘立小屋のようになるのは目に見えてます。自宅の外観も気にするのであれば、ガレージはやめたほうが良さそうです。ご近所さんが見たら、何であんなところに掘立小屋があるんだろう~てなっちゃいます。

自宅ガレージ

防音室設置場所②庭先

次に②のお庭です。庭の置きさは6m×6mありますのでスペース的にはOK。

ただ、やはり屋根がないので屋根付き及び防水加工済の防音室に仕上げなければいけません。また、見た目もかなり悪くなり、お庭の雰囲気を台無しにすることは間違いないのでこちらの案はスピード却下しました。

自宅庭先

防音室設置場所③家裏

③は自宅の裏です。自宅裏にはテラス屋根があり土間コンもひいてあるので、ここに設置できれば雨も防げ、良さそうです。高さも十分あります。

デメリットとしては自宅裏はスペースが狭く1.3m程しか幅がありませんので、ここに設置してしまいますと人が通れなくなります。また、これは気分的なものですが、家裏が北側になりますのでテンションが上がり切らないかもしれません。

防音室設置場所④倉庫内

最後は④の倉庫内です。私の自宅の倉庫は高床式のウッドデッキ下に設置されている倉庫で、収納しているものもあまりないので、防音室を設置しても問題ないです。

メリットとしては倉庫既存の構造躯体を利用できる点、雨を防げる点、見た目を損なわない点です。

デメリットしては倉庫の高さが140cmしかありませんので天井の低い防音室になってしまします

倉庫の幅は4mありますので、そのうち2m程度の半分を防音室に利用できれば十分です。奥には家の基礎がありますので、奥の防音壁の設置は不要になりますのでコスト的にも有利になりますね。

自宅倉庫

防音室設置場所決定

さて、設置場所の候補は見た目と雨を防ぐことを優先すると③の家裏のスペース④の倉庫内になります。防音室を長期使用しないときは解体して収納しておきたいので出来るだけ、少ないパーツで済む方が良いのとコストメリットも考え最終的には倉庫内への設置で決定しました。

今回のような倉庫内への設置の最大のデメリットは天井が低くなってしまうことですが、天井を設置した場合でも天井厚みを10cmと考えれば高さが130cmは確保できるので、立って作業は出来ませんが、椅子に座って作業台の上で作業はできそうです。

また、倉庫には扉もありますので、防音壁と扉の間に空間を作ることができ、防音効果を高めることも期待できます。倉庫手前にはガレージスペースもありますので、騒音の出る、切断や研磨、削る作業以外はこちらのスペースを利用して効率よく作業ができそうですね。

今回は自作施工ですので、設置場所は計画次第でどうにでもなります。これも自作するメリットですよね。下記に倉庫内に防音室を設置若しくは倉庫自体を防音室化するメリットを記載してみました。

倉庫を利用するメリット

  • 既存の構造躯体を利用できる。
  • 雨風を防げる。
  • 自宅の外観を損なわない。
  • 倉庫壁を利用することで二重構造にでき、防音効果の向上が期待できる

デメリットとしては倉庫の大きさによってはサイズ制限が出ることくらいでしょうか。もし、みなさんも防音室の設置場所に悩まれましたら倉庫内の設置を一度検討してみては如何でしょうか。

まとめと次のステップ

設置場所選びのポイントのおさらい

防音室の設置場所を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。

  1. 使用目的に合った静音性の高い場所を選ぶ
  2. 生活スタイルや家族構成を考慮し、騒音や振動の影響を最小限に抑える
  3. 予算や施工スペースを確認し、無理のない範囲で設置できる場所を選ぶ
  4. 音漏れを防ぎ、振動や騒音の影響を受けにくい場所を選ぶ
  5. 換気や湿気管理がしやすい場所を選ぶ

逆に避けるべき場所は、隣家や近隣住民に迷惑をかけやすい場所、換気や湿気管理が難しい場所、直射日光や湿気の多い場所です。

次のステップ

これらのポイントを踏まえ、実際に設置候補の場所をリストアップしましょう。その後、現地の状況を確認し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。設置場所が決まったら、具体的な設計や施工計画に進む準備を始めましょう。

次回は防音室製作準備編2、防音室の素材について下記にて発信させていただきます

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その2~材料の選定編~

なお、防音室自作の設計概要につきましては下記コンテンツにて記載しておりますので、全体の概要を把握したい方はご参照くださいませ。

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その3~設計編~

最後までご試読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました