【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その11~製作費用編~

自作防音室
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

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今回は自作防音室の製作費用について解説させていただきますね☆自作防音室を作る際、費用をできるだけ抑えたいと考える方は多いでしょう。ここでは、コストを削減しながらも効果的な防音性能を確保するためのポイントと節約術もご紹介します。

みなさんこんにちは~。ぱぱさくです。いや~、防音室、順調に使用してます。たかが、畳1畳ほどのスペースですが、DIY用としては全く問題ありません。勿論もっと広いほうが良いですが、木材を工作するには十分です。

トリマー、丸ノコ、グラインダーなど騒音トリオ三種の電動工具を使用してもへっちゃらです。自由自在に加工できます。

さて、防音室を約1ヶ月ほど掛けて製作いたしましたが、果たしてどれくらいの費用で自作防音室が製作できるのか気になるところですよね。

防音室の資材にはダイケン工業さんの商品を使っておりますので下記サイトもご参照くださいませ。

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その2~材料の選定編~

自作防音室のコストを抑えるためのポイントと節約術

自作防音室を作る際、費用をできるだけ抑えたいと考える方は多いでしょう。ここでは、コストを削減しながらも効果的な防音性能を確保するためのポイントと節約術をご紹介します。

1. 必要な材料と設計を見極める

まずは、どの程度の防音性能が必要かを明確にし、その範囲内で最適な材料と設計を選びましょう。過剰な防音対策はコスト増につながるため、目的に合った最小限の仕様を検討してください。

2. コストパフォーマンスの良い材料を選ぶ

高価な吸音材や防音パネルにこだわる必要はありません。市販の吸音フォームや断熱材、または中古品を活用することで、コストを抑えつつ効果的な防音を実現できます。

3. DIYで作業を行う

専門業者に依頼するよりも、自分で組み立てることで大きなコスト削減が可能です。インターネット上にはDIYのノウハウや動画も豊富にありますので、事前にしっかりと準備しましょう。

4. 再利用・中古品を活用する

既存の家具や建材を再利用したり、中古の防音材や工具を購入したりすることで、材料費を大きく削減できます。リサイクルショップやネットオークションも活用しましょう。

5. 必要な工具だけを揃える

工具も必要最低限に絞ることで、初期投資を抑えられます。レンタルや友人から借りるのも良い方法です。

製作費用の内約

製作に要した資材の一覧を下記にお示ししました。バ~ン!

メーカー単価小計合計使用場所
コンパネ 12mm140845632壁、天井、扉
コンパネ 4mm6131613天井
石膏ボード39631188壁、扉
遮音シートダイケン350013500壁、天井、扉、サイレンサ
ニードルフェルト400014000壁、天井、扉
吸音ウールダイケン70096300壁、天井、扉
1×42843852排気サイレンサ
2×46F3941394扉枠
2×412F8311831扉枠
ヒンジ102mm76921538扉枠
赤松垂木 6本28×60mm×4m250012500壁、天井、扉
吸音マット 50cm×5muxcell320013200吸排気サイレンサ
ビス 750本65mm7501750
38mm7501750
25mm7501750
コーキング剤30051500
1×16F2302460扉枠
換気扇山善285012850
蛍光灯158011580
塗料ウッドガード アサヒペン158011580
40768

資材及び費用

如何でしょうか?合計で4万円です。4万円でDr40の防音室が手に入るのでしたら安い?高い?如何でしょうか。市販品に比べれば圧倒的に安いですよね。

簡易タイプの市販防音室ですと1畳サイズで30万円程度でDr25くらいですので、価格、性能を考えれば満足いくものです。

材料コストで比較的高いのは吸音材とコンパネになります。吸音材は吸音ウール、ニードルフェルト、吸音マットを合わせると13500円になりますので、この材料を如何に安くて効果的なものを選定するかが、重要なポイントになってくるかと思います。

吸音材料は各社から多種多様に販売されていますので、価格も様々です。より効果的で安価で作業性に優れた吸音材料を選定しなければいけませんよね。

お値段的に安い吸音材料の一つにロックウールやグラスウールがありますが、作業時に皮膚にチクチクする刺激性を与えますので作業時の安全性を考慮するとあまりよくないかもしれません。

今回使用しましたダイケンの吸音ウールはそのような心配がありませんし、お値段も45cm×120cmで700円程度ですのでコスト面でも有利です。

今回の防音室は倉庫内に設置し、住宅の基礎擁壁も利用していますので、通常の製作でしたら防音壁の枚数が今回の2倍になり、床の設置も必要になることから、何もないところに設置するのであれば8万円程度になるのではないでしょうか。

この他、防音室製作の資材以外に電動ドリル、丸ノコ(ジグソー)が必要になりますので、もし工具をお持ちでない場合はこれらの工具を用意する必要があります。

施工さえきっちりできれば、誰でも自作できるものですので、防音室を必要としているDIYお父さん、是非自作で防音室を調達してみては如何でしょうか。

なお、防音室の自作設計の全体概要は下記コンテンツにて紹介しておりますのでこちらもご参照くださいませ。

【防音室自作!完全攻略】|費用・材料・施工ステップを詳しく解説!その3~設計編~

予算別!おすすめの防音室設計例

防音室を作る際、予算に応じて最適な設計や材料選びが重要です。ここでは、低予算から高予算までの範囲でおすすめの設計例をご紹介します。

なお、今回の私の自作防音室のプランは『1. 低予算(5万円〜10万円)』に該当します。

1. 低予算(5万円〜10万円)

 ポイント:シンプルな構造と市販の吸音フォームを活用し、DIYで施工します。

 :既存の部屋の一角に簡易防音パネルを設置し、厚手のカーテンや吸音マットを追加。壁と天井に吸音フォームを貼るだけでも効果的です。

材料例:吸音フォーム、遮音シート、厚手のカーテン、段ボールや発泡スチロールの再利用品。

2. 中予算(10万円〜30万円)

 ポイント:断熱材や防音パネルを組み合わせ、少し本格的な防音性能を追求します。

 :二重壁構造や吸音材を壁と天井に配置し、ドアや窓には防音シートを貼る。床には遮音マットを敷きます。

材料例:吸音パネル、遮音シート、断熱材、防音ドア、二重窓など。

3. 高予算(30万円以上)

ポイント:専門的な設計と高性能な材料を使用し、プロ仕様の防音室を目指します。

 :完全密閉型の二重壁構造、吸音・遮音性能の高い素材を採用し、換気や電気配線も工夫します。

 材料例:高性能吸音材、防音ドア・窓、吸音天井、換気システム、専用の防音パネルなど。

まとめ:費用を抑えつつ高性能な防音室を作るために

自作防音室を低コストで作ることは可能ですが、コスト削減と高い防音性能の両立には計画的な工夫が必要です。まずは、必要な防音レベルを明確にし、最適な材料と設計を選ぶことが重要です。

高価な材料に頼るのではなく、市販の吸音材や中古品を活用し、DIYでの施工を積極的に取り入れることで、費用を大きく抑えることができます。

また、工具や材料の再利用、段階的な施工計画もコスト削減に役立ちます。最終的には、予算内で最大の効果を得られるよう、情報収集と計画性を持って進めることが成功の鍵です。これらのポイントを押さえれば、費用を抑えながらも満足のいく高性能な防音室を実現できるでしょう。

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