【強度重視】ハイエースのためのカースロープ設計、製作

ハイエースカースロープ ハイエースカスタム、整備
ぱぱさく

ハイエースとDIYをこよなく愛する40代、1児のお父さん、ぱぱさくです!日々のDIYに悪戦苦闘しながらも、週末を楽しんでいる様子や簡単なDIYの楽しさ、生活のお役立ち情報などをお伝えいたします。同じ境遇のお父さんにDIYのロマンをお届けできますと幸いです☆彡。

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みなさんこんにちは!ぱぱさくです。今回はハイエース用のカースロープを木材で自作しちゃいます。また、端材でも強度の出やすいカースロープの自作をご紹介しますね。

ハイエースは車両重量自体が2トン近くあるので、この重量に耐えられる強度のスロープの設計が必要になります。

勿論、市販品もありますが、安価なものは上昇高が10cmと、あまり高くなかったり、高さの高いものではお値段も高かったりと、、、

そんなんわけで、端材でも強度の出やすいカースロープの自作をご紹介しますね。ただ、強度計算しているわけではございませんので、あくまでも参照程度に。

ない、資金に余裕のある方は市販品も下記にありますのでこちらも検討してみてくださいね!参照価格:7980円

参照価格:3000円

材料

基本となる材料は厚さ30mmの角材になります。こちらは近くの建築現場からもらってきた廃材になります。

また、今回自作のカースロープは長く使いたいため、防虫防腐防カビ用の塗装は行いますので塗料も用意します。今回、かかった費用はこの塗料のみです。

  • 10×105×30mm 角材 1350mm長6本
  • 塗料(関西ペイント 水性木材保護塗料ウォールナット)
  • 41mmビス

角材としては2×4でもよいかもしれませんね。

塗料は防虫、防カビ、撥水、防腐用の塗料は木目を出してカッコよく仕上げたいためウォールナットのステインタイプを選びました。塗料参考価格:800円、0.7L

設計図面

設計図を下記に示しますが、スロープ部及びフラット部も何れも30cmで全長を60cmとしました。またできるだけ高さは稼ぎたいので、角材の厚み2枚分+角材の横幅で16.5cmの高さに設計し、スロープの登り角度は20°としております。

また、フラット面の強度を出すため、内部には2本の補強を入れております。30mm角材の使用と補強版を入れるのが強度アップのポイントになります。

ハイエースカースロープ設計図

ストッパーは必須ですので、必ず設置しましょう。あるとないのでは脱輪のリスクが全然違いますよ。ストッパーの高さは50mmとして全体の高さが210mmとすることで、ハイエースのバンパーに接触しない高さとします。

カースロープ角度

スロープの赤丸部分の接合部はテーパー加工が必要ですので、角度を計算して、丸鋸でテーパーカットします。今回はスロープ板と支柱の何れも70度でした。

製作手順

材料の墨付け

材料のカットは上記の図面の通りに150mmサイズが10本600mmサイズが4本300mmサイズが8本カットします。それぞれのサイズに墨付け後、丸鋸でカットしましょう。

カースロープの墨付け

材料のカット

墨付け後の資材を丸鋸でジャンジャンカットしていきます。

カースロープのカット済材料

テーパーカット

スロープ部の資材はフラット面と支柱部の2つは密着性を良くするためにテーパーカットします。角度は何れも70度になりますので、丸鋸の角度は20度にセットしてカットします。

カースロープのスロープの斜めカット

因みに私が使用しているのはHiKOKIのDIY用の丸鋸です。プロ仕様ではありませんが、角度調整や、囚人機能など、日曜大工には十分な機能が備わっています。参考価格:13000円

塗装

防虫、防カビ、撥水、防腐用の塗料は木目を出してカッコよく仕上げたいためウォールナットのステインタイプを選びました。コーナンと関西ペイントのコラボ商品で0.7Lで800円でした。お安い!

ステインなの塗りムラも発生せず、刷毛で2度塗するだけですので簡単な作業です。

カースロープの塗装用塗料

塗装後の資材は見違えるようにカッコよくなりました。

カースロープ材料の塗装完了

仮組み立て

塗装後の資材を寸法が間違ってないか仮組み立てし、確認します。

カースロープの材料の仮組み立て

スロープ部のテーパーカットも問題なさそうです。70度でぴったりです。

カースロープのスロープ部の加工

組み立て

組み立てはひたすら、ビスで接合していくのみ。直角部はクランプを使いましょう。右下の写真はフラット部の補強構造になります。

カースロープの組み立て作業

完成

順番に組み立てて、最後にストッパーをビス2本で固定すれば完成です。う~ん、ウォールナットの塗装がイカしてます。ツールとしてのカッコよさが出てますね。

ハイエース用カースロープの完成

ハイエースに合わせてみる

フロントバンパーとの相性

自作カースロープを設計するうえで気を付けなければいけないのが、フロントバンパーとの接触です。今回はストッパーも含めても210mmでしたので、ノーマル車高であればあと数センチは余裕があります。

ハイエースカースロープのバンパーの距離
ハイエースカースロープの高さ、バンパーとの距離

フロントタイヤに使用した場合

フラット面が300mmで少し短いかと思いましたが、実際に使用してみると全く問題ないです。ストッパーがあると脱輪が防げますので、あると大変便利です。

ハイエースカースロープ自作品の使用

両輪乗せた感じも、問題ないです。変形等もなく、耐久性もよさそうです。

ハイエース自作カースロープの後輪使用

後輪への使用感

こちらも全く問題なく使用できました。

ハイエース用自作カースロープ

ハイエース用カースロープ自作まとめ

今回はハイエース用のカースロープの自作を廃材を使って紹介いたしました。廃材がない場合は2×4でも良いかと思います。

カースロープの設計ポイントは①ストッパーの設置②ストッパーまでの高さを210mmまでにする、③スロープの角度は20度程度にする、④フラット部には補強材を設置することです。また、野外で使用するものですので防腐処理は必ず行いましょう♪

設計ポイント

①ストッパーの設置

②ストッパーまでの高さを210mmまでにする

③スロープの角度は20度程度にする

④30mm角材の使用とフラット部には補強材を設置することで強度アップ

⑤防腐処理(塗装)

ぱぱさく
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全体の高さを高くしすぎるとバンパー等に引っかかるので注意です。

今回のカースロープを使ってボディー下面の錆止め塗装を施工したコンテンツを下記に記載しておりますので、ハイエースの錆止め対策をDIYで行いたい方はご参照いただけますと幸いです。

【中古車、多走行車必見!!】車の錆止め対策徹底解説!おススメの錆止め塗料、錆止め施工

実際に数回使用しましたが、前輪後輪共に問題なく、ギシツキ等もありませんでしたので、これからハイエース用のカースロープを自作される方の参照になりますと幸いです。

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