本記事では、引き出しの破損原因を理解し、誰でもできる簡単な修理方法とポイントをご紹介します。適切な修理を行うことで、引き出しを長持ちさせ、快適にご使用いただくことが可能です。初心者の方でも安心して取り組める内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
みなさんこんにちは、ぱぱさくです!DIY活動を楽しんでいますでしょうか。私は平日も夜な夜な作業し、休日は家庭顧みず、DIY作業に没頭しております!!そんな感じで、防音室を製作して以来9ヶ月ほど、DIY活動に専念しておりますが、私のDIY活動がご近所さんにも知れ渡り、なんと、初めての修理依頼が舞い込んできました。ヤッター!!
これは、日頃ご近所さんにDIY騒音でご迷惑をかけている、償いにはバッチリな内容です。ご近所さんのお困り事を解決して、DIY活動の有意義をここぞとばかりアピールしたいですね。
では、破損した引き出しの修理についてご紹介させていただきます。ちょっとした工具で簡単に綺麗に修理できますので、DIY初めての方でも是非ご参考頂き、チャレンジいただければ幸いです☆彡
はじめに:引き出しの破損原因と修理のポイント
引き出しは、日常生活の中で頻繁に開閉されるため、摩耗や衝撃によって破損しやすい部分です。長年の使用や不適切な荷重、または経年劣化により、ひび割れや割れ、レールの故障などのトラブルが発生することがあります。
引き出しの破損を放置しておくと、さらに悪化して家具全体の耐久性に影響を及ぼすこともあります。そのため、早めの修理が重要です。
破損箇所の確認と修理前の準備
修理を始める前に、まずは引き出しの破損箇所を正確に確認しましょう。破損の程度や場所によって、必要な修理方法や道具が異なるためです。
破損箇所の特定:引き出しのひび割れ、割れ、レールの外れや歪み、取っ手の破損など、どこに問題があるかを詳しくチェックします。特に、木材の割れや欠けは修復しやすいですが、レールや金具の故障は交換が必要になる場合があります。
損傷の範囲を確認:破損が部分的なのか、全体に及んでいるのかを見極めましょう。必要に応じて、破損部分の写真を撮っておくと後の作業がスムーズです。
修理に必要な道具と材料の準備:以下のものを揃えておくと良いでしょう。
修理に必要な道具と材料
・木工用接着剤または木工用パテ
・サンドペーパー(粗目と細目)
・釘やネジ、ドライバー
・交換用のレールや取っ手(必要に応じて)
・木材補修用の木片や補強材
・塗料やニス(仕上げ用)
作業スペースの確保:修理作業は清潔で広めの場所で行いましょう。家具や床を傷つけないように養生シートを敷くこともおすすめします。
安全対策:鋭利な工具や木片を扱うため、手袋や保護メガネを着用し、安全に作業を進めてください。
破損した引き出し
先ずは、破損した引き出しの状況確認ですよね。最近の家具は、作りがとても簡素で、いかにも簡単に壊れそうな構造になっています。今回、ご依頼いただきました引き出しも、6mmの細いダボ4つで固定してあるだけの簡素な作りです。
引き出しの破損状況は片方は2つのダボが残った状態で破損はありませんでしたが、もう片方の部分がダボが折れている上、厄介なのがダボを差し込み穴が完全に破損しているのです。
赤丸部分。多くの場合はダボ自体が破損していることが多く、ダボの交換で修理が完了するのですが、ダボ穴の破損は厄介です。他の修理方法を考えないといけませんね。
引き出しの破損状況
今回の修理方法はダボでの修理は無理そうですので、ビスで固定する方法を選択します!
修理に必要な道具
- 電動ドリル(インパクトドライバー)
- 8mmダボ錐
- 25mmコースレッド
- ドリルビット
電動ドリルはDIY用のものでしたら安価に購入できますので、一つはお持ちになると何かと便利です。新品でもコードタイプでしたら3000円程度です。一家に一台電動ドリルです!ちなみ私の電動ドリルはリサイクルショップで1000円でした。これでも十分ですよ。ダボ錐無なくても大丈夫ですが、修理後の見た目を向上させるため、あったほうが良いです。無くても良いですよ。
下記の電動ドリルは私も使っていますが、コンパクトで安価でとても便利です。DIYを少しやる方でしたら持っていると重宝します。参考価格:14000円
ドリルビットは100均でも入手できますので、コスト重視したい方は100均を覗いてみてくださいね。
修理手順
今回、私が修理した手順をご紹介します。
破損していないダボを固定
先ずは、破損していない片側のダボを固定します。この際に、木工用ボンドをダボ穴に予め注入しておきますと、より強く接合できますが、今回は片方をビス止めしますので、ボンドは使用せずに固定します。
破損していないダボの固定
ビス穴の加工
次に、ビス穴の加工を行います。ビス穴がなくても大丈夫ですが、ビスを見えないようにするためにはビス穴を加工して、ビス止めすると綺麗に仕上がります。
今回、8mmのコースレッドを使用しますので、ビス穴も8mmで加工します。ダボ錐を電動ドリルにセットし、2箇所も加工すればOKでしょう!赤の矢印部分に加工します。
ビス穴の加工
下穴の加工
下穴の加工も無くても、大丈夫ですが、なんせ今回の引き出しの素材厚みが9mmしかないため、下穴を加工しないと素材が割れそうでしたので2.5mmのドリルビットで加工しました。
下穴から、曲がらないように真っ直ぐ加工すればOKです。

資材の破損を防ぐためにビス打ち前には必ず下穴を開けましょう
下穴の加工
ビス打ち
コースレッドはもう少し長いものを使ったほうが良いのですが、素材の厚みが薄いためビビって25mmのものを使用しました。38mmでも良かったかな。。。
ドリルドライバーを使用した際のビス打ちのコツは、少し強めにビスを押さえて、一気に打ち込むのではなく、少しづつ様子を見ながら打ち込んでいきますと、ビスをなめることなく打ち込めます。
ダボ穴埋めで完成
コースレッドを打ち込んだ後は、ダボ穴が残りますが、使用上は穴が残っても問題ありませんが、綺麗に埋めてあげましょう。今回は8mmのダボ穴を加工しましたので、8mmの丸棒で埋めればOKです。
ダボ穴を埋める正式な手順はありますが、私はめんどくさいので、先にダボ穴の深さに合いそうなサイズの丸棒の長さをカットしてから埋め込みます。下の写真の矢印のやつですね。本来は丸棒を穴に差し込んでから出ている部分をノコギリでカットします。
ダボ穴を埋める作業
引き出し修理まとめ
以上、引き出しの修理でしたがいかがでしたでしょうか?修理のパターンとてはワンパターンで、破損した板面をビスで留めるだけの作業です。慣れないと不安ですが、一度やってしまえば、いろんなところで応用でききますので、ビス留めの方法はぜひ習得してみてください。女性でも充分できる作業ですよ。
さて、修理した引き出しのお隣さんのご評価は。。
完璧!!
やったね!DIYお父さんのDIY技術がご近所さんにも役立つ時が来た感じで嬉しいです!!
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