このブログでは、おままごとキッチンの手作りにおいて欠かせない設計図面の作成方法や設計のポイントについて詳しく解説します。初心者の方でも理解しやすいステップバイステップのガイドを提供し、あなたの理想のキッチン作りをサポートします。さあ、一緒に楽しいDIYの世界へ踏み出しましょう~!
皆さんこんにちは、ぱぱさくです!DIY楽しんでいますでしょうか?これまでに工作用防音室の製作をメインにコンテンツを配信させていただきましたが、自作防音室の活用編にも記載しておりますように、私の自作防音室から何かを発信しようと思い、三日三晩必死に考えました(笑)。
その何かが重要ですが、「夢とロマンをお届けする」をモットーに、全国のお客様におままごとキッチンをお届けする拠点となればと思い、子供用おままごとキッチンを製作する工作室としての活用を考えました。
自作防音室の活用は下記にて詳細を記載しておりますのでチェックしてみてくださいね。
DIYお父さんの自作防音室の活用と改良~夢とロマンをお届けする拠点に~
私の自作防音室はいわば、おままごとキッチン製作の本部です。すごいですよね。たかが、自作した防音室が全国に「夢とロマンをお届けする」拠点になっております(自我自賛!)。
私自身はプロの大工でもなくDIY好きの素人お父さんですが、設計内容次第では、上記のように皆様に「夢とロマンをお届けする」ことも十分に可能です。今回はDIY素人お父さんでも我子のために手作りできる「おままごとキッチン」の設計図面についてご紹介させていただきます。
具体的な設計図面付きで解説させていただきますので、図面をそのまま使っていただけたら、DIY素人お父さんでもOKですよ~。
では、実際におままごとキッチンの設計について見ていきましょう!
はじめに:おままごとキッチンの手作りと設計図面の重要性
お子さまの遊び場をより楽しく、創造的にするために、おままごとキッチンは欠かせないアイテムです。しかし、市販のものだけでは物足りないと感じる方や、オリジナルのデザインにこだわりたい方もいらっしゃるでしょう。そんなとき、手作りのキッチンを作ることは、非常に魅力的な選択肢です。
手作りを成功させるためには、しっかりとした設計と計画が不可欠です。特に、設計図面を作成することは、完成度を高め、安全性を確保し、効率的に作業を進めるための重要なステップです。設計図面は、必要な材料やパーツの寸法を明確にし、作業の流れをスムーズにします。
このブログでは、おままごとキッチンの手作りにおいて欠かせない設計図面の作成方法や設計のポイントについて詳しく解説します。初心者の方でも理解しやすいステップバイステップのガイドを提供し、あなたの理想のキッチン作りをサポートします。さあ、一緒に楽しいDIYの世界へ踏み出しましょう~!
おままごとキッチンの設計コンセプトとアイディア
このコンセプトは非常に大事です。闇雲に作れば良いというわけではありません!機能面も考えてしっかりと設計することで、「子供のおもちゃ」としての用途だけでなく、末永く使用できる家具としての用途にも使用範囲が広がります。
おままごとキッチンとしての役目は、子供の成長とともに何時かは終えてしまします。おままごとキッチンとしての用途が終わっても家具としての用途が残れば、手作りしたキッチンの価値を最大限に向上することができます。
おままごとキッチン以外と用途としては、下記が考えられます。
おままごとキッチン以外の用途
- 収納用家具、
- 勉強机、
- 家事作業台
などが考えられますので、こういった用途にもなるよう上手く設計します。
また、お子さんが本物のキッチンをイメージできるよう、ガスコンロ、水道の蛇口、オーブン、グリルなど細部に渡って出来るだけ本物のキッチンに近い仕様にすることです。
設計上のポイント
- サイズを少しだけ大きくすること
- 天板上をフラットになるように設計
- 収納スペースを最大限に確保
- 本物のキッチンに近い仕様
になります。これらを網羅した設計で製作いたします。
おままごとキッチンのスペック
今回設計したおままごとキッチンの基本スペックを下記に示しますね。
サイズ
- 天板までの高さ:48.5cm
- 天板の幅:59cm
- 本体高さ:88cm
- 本体幅:54cm
- 重量:約15kg
素材
- パイン集成材
- シンク内のみホワイトウッド(ワンバイフォー)
パーツ
- コンロ:ガスコンロ2
- コンロつまみ2
- 水道1
- シンク1
- グリル1
- オーブン1
- コンロつまみ部扉仕様
- 本体上部小物置き
- キャビネット内物入れ
おままごとキッチンの全体の設計図面
上記の設計コンセプトを反映した設計図面が下記になります。それぞれ1/10スケールとなっております。先ずは正面と背面の設計図面。
おままごとキッチン設計図1(正面、背面)
お次は上面と側面。
おままごとキッチン設計図2(上面と側面)
高さ等が中途半端な寸法になっているのは、後ほど解説いたします畳1畳ほどの一枚のパイン集成材からおままごとキッチン1台分を組み立てるため、資材のサイズをフル活用するため、上記のようなサイズスペックになっております。
細かなサイズは下記のパイン集成材のカット図面で記載すますね。
おままごとキッチンの板カット図面
上記の仕様のおままごとキッチンは畳1畳ほどのパイン集成材をカットして部材を整形します。この集成材はほとんどのホームセンターでは取り扱っていますよ。パイン集成材のサイズは910mm×1820mm×18mmを使用します。
カット図面を下記に記載しておりますが、それぞれの部材のアルファベットは上記図面の各パーツに当てはまります。
パイン集成材のカット図面
- A:背面板
- B:コンロつまみ扉部
- C:グリル扉部
- D:キャビネット上部
- E:本体上部小物置き
- F、G:本体上部小物置き側板
- H、I:本体側板
- J:天板
- K:本体中心縦板
- L:本体底板
- M、N:コンロつまみ部、グリル部横板
- O:グリル板
パイン集成材のカット手順
カットする順番は、部材Aの縦のラインをカットしたあとに、部材H、I、Jのラインを290mm、290mm、330mmでカットした後、それぞれのパーツに切り出していきます。
パイン集成材のカット手順(図面に従い)
1.部材Aの縦のラインをカット
2.部材H、I、Jのラインを290mm、290mm、330mmでカット
3.それぞれのパーツに切り出し
この作業は基本的にはホームセンターのカットサービスで施工してもらいます。丸鋸でも施工可能ですが、元の資材サイズが大きいため、ホームセンターのスライドカッターで施工すると早いです。
自分で施工すると、半日以上かかりますが、ホームセンターのカットサービスでしたら15分ほどで完了しますのでオススメです。上記のカット図面を係りの方にお渡しすればOKです!
ホームセンターでのカット作業
安全性を考慮した設計の工夫と注意点
おままごとキッチンを自作する際には、子供たちが安心して遊べるように、安全性を最優先に考えることが非常に重要です。設計段階から安全性を意識した工夫を取り入れることで、事故や怪我を未然に防ぐことができます。以下に、安全性を高めるためのポイントと注意点をご紹介します。
1. 角とエッジの丸みを持たせる
設計角やエッジは、鋭利にならないように丸みを持たせることが基本です。特に角の部分は、子供がぶつかっても怪我をしにくいように、R(半径)をつけて滑らかに仕上げましょう。
2. 安全な素材の選定
木材や塗料は、子供に安全なものを選びましょう。無害な塗料や自然素材の木材を使用し、化学物質や有害な成分が含まれていないことを確認してください。
3. しっかりとした接合と補強設計
自作の際は、パーツの接合部分がしっかりと固定されていることが重要です。緩みやすい部分は補強し、ネジや釘は子供が触っても外れにくい長さと強度のものを選びましょう。
4. 安定性の確保
重心を低くし、重心を安定させることで、倒れにくい設計にします。特に、シンクや棚などの重いパーツは、しっかりと固定し、倒れにくい構造にしましょう。
5. 角の保護と仕上げ表面の仕上げは滑らかにし、しっかりとサンディングができる仕様にしましょう。
おままごとキッチン設計図面まとめ
今回私が設計しました設計図面は、実際に私がインターネットで販売している商品の設計図面になりますので、完成度はかなり高いと思います(笑)。また、一枚のパイン集成材から1台分を製作できるよう考えに考え抜いて、サイズも工夫しております。
上手く手作りできれば、お子さんから「うわ~、パパすご~い、嬉しい!!」なんて声が聞けることは間違いなしですよ!DIYのスキルアップや、わが子へのプレゼントのためにも是非ご活用下さいませ。
設計のポイントはおままごと以外にもインテリア家具としての活用もできる設計内容になっておりますので、おままごとキッチンとしての役割が終わった後でも末永くご使用できるものになると考えております。
今回、ご紹介いたしました設計意外にも対面式のおままごとキッチンもありますので次回、こちらの方も下記コンテンツにて紹介させていただきます。
【完全解説】おままごとキッチンの手作り方法~対面型のおすすめ設計図面編~
また、おままごとキッチンの手作りで使用する工具については下記コンテンツで紹介しておりますので必要な工具はこちらでご確認くださいませ。
【完全解説】おままごとキッチンの手作り方法~対面型のおすすめ設計図面編~
手作りが難しい方は??
上記の図面を見ていただいて、手作りが難しそうな方は既製品の木製のおままごとキッチンを購入するのもありです。
手作りのデメリットとしては、ある程度の力量が求められる点や、製作に時間を要する点、失敗するリスク、工具を揃えるのにコストがかかるなどのがあります。
こんな場合は既製品で丸く収めるのもありですね。下記にお勧めのKlein Mieleの木製おままごとキッチンを掲載しましたので、こちらもチェックしてみてください。参考価格:15000円
高級家電ブランドとして知られる、Miele(ミーレ)社のキッチンをモデルにしたままごとキッチン。デザインの美しさ、操作性の高さで、ままごと遊びがより本格的に楽しめます。
最後までご試読ありがとうございました!!
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