皆さんこんにちは、ぱぱさくです。今回もおままごとキッチンの手作り製作方法について徹底解説しちゃいます!ご自分でも手作りで製作できるよう図面付きですので、図面はコピーの上、ご活用下さっても構いません。
前回はお魚グリルについて解説いたしましたが、今回はコンロのつまみ部になります。つまみ部も可動式にしたいので設計方法に少しコツが要ります。お魚グリルについては下記にて詳しく解説していますので、まだチェックされていない方は是非!!
【完全解説】おままごとキッチンの手作り方法~魚焼きグリルの製作編~
コンロのつまみ部はクルクルと回るように加工しますので、こういった可動部は子供には人気があります。わが子のために是非DIYお父さんは頑張って製作頂きたいと思います。
コンロつまみ部の設計図面
正面の設計図面は下記に示しておりますが、90×188mmのベースに60mmの円形のつまみを二つ設置した構造になります。円形つまみには更に45mm長の棒つまみを設置しています。
つまみ部正面図面
つまみ部の側面図面を下記に示していますが、円形つまみは32mmのビスで止めています。また、つまみの回転をスムーズにするため円形つまみとベースの間にはワッシャーを2枚噛ませると良いです。1枚でも良いですが、2枚の方がスムーズになりますよ。
つまみ部側面図面
円形つまみの製作には中心部に6mmのホールとその上部に8.5mm程度の窪みを加工します。8.5mmの窪みはビスを6mmのホールに通した際に、ビスの頭が出っ張らないようにするための窪みになります。加工方法は後ほどご説明しますね♪
円形つまみ図面
なお、おままごとキッチン全体の設計図面は下記にありますのでこちらもご参照くださいませ。
【完全解説】おままごとキッチンの手作り方法~おすすめ設計図面編~
【完全解説】おままごとキッチンの手作り方法~対面型のおすすめ設計図面編~
コンロつまみ部製作に必要な工具
- 電動ドリル(インパクトでもOK)
- 60mm程度のホールソー(ドリル部は6mmが良いです)
- 85mmドリルビット
なお、電動ドリルは下記のamazon限定 HIKOKIのDS18DDがおススメです。18Vですので圧倒的なパワー、バッテリー2個付きにもかかわらず、お値段は23000円です。
必要な資材
- パイン集成材(本体用90×188mm)
- パイン集成材or1×4(つまみ部用 150~200mm程度)
- コースレッド2本(3.8×32mm)
- ワッシャー4枚(M6×16mm)
- 10mm角杉プレナー材2本(45mm長)

コンロつまみ部の製作手順
円形つまみのカット加工
円形つまみは既製品もありますが、ホールソーで加工する方法をご紹介しますね。ベース素材は厚み18mmのパイン集成材の端材か1×4で十分です。私は60mmのホールソーでカットします。
ホールソーは結構なトルクを必要としますので電動ドリルドライバーは18V以上のもの、若しくは有線のプロ仕様が良いです。私はHitachiの有線プロモデル。といってもリサイクルショップで2000円でゲットしたものですヽ(*´∀`)ノ。
ホールソーのドリル部はφ6mmのものを使用していますので、円形コンロの中心にはφ6mmの穴ができます。この穴に固定用のビスを通すことになります。

カットした円形つまみの表面が荒れていましたら、サンドペーパーで研磨しましょう。ベルトサンダーで作業すると綺麗に仕上がります。
円形つまみの加工
円形つまみの面取り加工
つまみの片側は面取り加工して丸いシルエットに加工すると、素人感が無くなりますし、キュートなつまみに仕上がります。
面取りはトリマーを使いかますが、私はR:9mmのボーズビットを使用してます。角ばった印象に仕上げたい場合はR:5mmくらいのビットが良いです。
円形つまみの面取り加工
つまみ自体が小型ですので、トリマー作業にはトリマーテーブルを使用すると、怪我することなくきれいに仕上がりますよ。トリマーテーブルの製作方法は下記コンテンツにて詳しく解説しておりますので、自作にチャレンジするDIYお父さんはぜひチェックしてみてください!
ビス穴の加工
ビス穴自体は上記カット作業した際に6mmの穴が加工されていますが、この穴にビスを入れた際にビスの頭が出っ張ってしまいますので、頭が出っ張らないように6mmの穴の上から8.5mmの穴を深さ数mm程度に加工します。
円形つまみのビス穴の加工
円形コンロの固定
先に製作しました円形コンロをビスを使って、ベース板に固定します。固定位置は両サイドから5cmがちょうど良いです。ビスを打ち込む位置には事前に2.5mm径の下穴を開けておくと綺麗に固定できます。
円形コンロのビス頭部
ビスで固定する際はつまみ部分にビスを通し、つまみとベースの間にワッシャーを2枚挟んで固定しましょう。ワッシャーは1枚でも良いですが、2枚の方がスムーズにつまみが動きます。
つまみ部へのワッシャーの設置
ビスで固定したら、つまみの回る固さを調整します。硬さはお好みですが、ユルすぎると物足りないので、男の子が使う場合には少し固めがオススメです。
円形コンロの固定
棒つまみの設置
最後は円形つまみの上に棒状のつまみを固定します。この棒状のつまみはビスの目隠しと、円形摘みの取扱いを向上させるために設置します。
設置方法は棒つまみを木工用ボンドで固定するだけです。えっ、木工用ボンド??大丈夫です。木材の接着には木工用ボンドほど強力なものはありません。一度、接着すると素手で分離することは不可能なくらい強力に接着できますのでご心配なく。
棒つまみの固定
コンロつまみ部製作まとめ
今回はコンロつまみ部の製作について解説させていただきました。円形のつまみ部は既製品でもありますが、手作りの方が自由に加工できますので、お好みの形状にすることができ、手作りをオススメしますね。
製作上のポイントしては下記になります。
ポイント
- ホールソーのドリル径(φ6mm)
- ビスのサイズ(3.8×32mm)
- つまみ部とベース板の間にはワッシャーを2枚使用(M6)
- ビス穴の加工(φ8.5mm)
これらのポイントを重視すれば上手く製作できるはずです。
コンロつまみもお子さんに人気のパーツですので、是非手作りでチャレンジしてみてくださいね。
手作りが難しい方は??
上記の図面を見ていただいて、手作りが難しそうな方は既製品の木製のおままごとキッチンを購入するのもありです。
手作りのデメリットとしては、ある程度の力量が求められる点や、製作に時間を要する点、失敗するリスク、工具を揃えるのにコストがかかるなどのがあります。
こんな場合は既製品で丸く収めるのもありですね。下記にお勧めのKlein Mieleの木製おままごとキッチンを掲載しましたので、こちらもチェックしてみてください。参考価格:15000円
高級家電ブランドとして知られる、Miele(ミーレ)社のキッチンをモデルにしたままごとキッチン。デザインの美しさ、操作性の高さで、ままごと遊びがより本格的に楽しめます。
今回はこのあたりで。最後までご試読ありがとうございました!
コメント